『初めて恋をした日に読む話』第9話

順子が雅志と結婚する!?ってな話を聞いて居ても立っても居られない気持ちはわかるけど、外で待ち続けて風邪ひいてる時点でどうかと思ったのに(でも「息子の一大事にコネ使わないでどうすんだよ」という鶴見パパのデレは素晴らしかった!)、このうえ東大受験当日順子が事故に遭いましたってアホか(笑)。ここまではいい意味での「アホか(笑)」だったけど、この展開は悪い意味での「アホか(笑)」です。

順子のことを聞き、わずかの間悩んだ末に電源オフって試験会場に向かったゆりゆりはいいけど(むしろ正しい判断だけど)、この精神状態で合格できるほど東大は甘くねーんじゃねーの?。五分五分ぐらいの実力ならともかく奇跡の大逆転を期待してるレベルなわけで、センター試験も二次試験も万全な状態で挑めませんでしたっていくらなんでも東大受験舐めすぎじゃない?。まぁ火事場のクソ力的な感じで驚異的な集中力を発揮しちゃうことはあるかもだけど。ていうかそもそもこれドラマだし、それを言うなら高2の時点で中学校レベルの学力しかなかったのが東大受けますって時点で「甘い」話なんだけどさw。

で、雅志には「今まで男として見たことはなかったけどちゃんと考えるから時間をくれ」と言った順子だけど、受験の結果が出る前にゆりゆりにガチ告白されて「気持ちに応えたいと思った」と背中に手をまわしたということは、順子の気持ちはゆりゆりにある、ということだよね。わたし、ゆりゆりがコクるのは「合格したら」のつもりだと思ってたんだけど、自分の誕生日を覚えていてくれと言ったのは「18歳になったら告白する」という意味だったのか。てことは受験の結果に関わらず、ゆりゆりは順子にコクるし順子はそれに応えたということで、じゃあもうゆりゆりを選ぶんで決まりじゃん・・・となるところが、順子が事故に遭うというクソ展開になったせいでわからなくなったと。

ていうか、雅志よね・・・。プロポーズを正式に断られたとしても、出世ルートに乗れるならさらにハイスペックとなるわけで、ロシアで最低3年間という“順子との距離”があれば気持ちの切り替えもできるだろうし、気持ちさえ切り替えれば女なんて選び放題だろうし、雅志はきっと幸せを掴んでくれるよ!・・・となるところが仕事放って順子のところに駆けつけてしまったことでロシア行きの話はなくなり出世ルートからも外れ、もしかしたら子会社に出向・・・なんてことになるかもしれないわけで、これで順子にもフラれてこれまでのように付き合えなくなったら雅志があまりにも不憫なので、これ順子は雅志を選ぶ、というか、そうなるんじゃないかなーと匂わせるところで終わりそうな気がする。というかそうでもなきゃ雅志が哀れすぎて・・・。
(雅志と順子はまだ決まった相手がいないからってくっつけばいいと親戚一同ヤイヤイ言ってて、順子はともかく東大出の一流商社勤務で30過ぎの雅志に従姉妹とくっつけってな感覚はわたしにはないんだけど、雅志の両親(とくに母親)含め親戚がこぞって賛成ならマジでなんの問題もないよなー)



でもここまでクソ展開にしたならば、命には別状がなかったものの目を覚ました順子はすべての記憶を失っていて、雅志とゆりゆりはもう一度順子にプロポーズ&告白するために頑張るぞ!ってなオチでもいいよ(笑)。ついでにゴリさんも本格参戦すればいい(笑)。