いや確かに子供の将来を考えるなら誰もが知ってる富士山に拘らず北岳だっていいじゃないかと、併願もしとけよと、なにより佳織の努力がたった1回の挑戦で終わってしまうんじゃかわいそうじゃないかと、そう思ったわけで、だから嫁が内緒で別の学校にも願書出してたってのはナイス判断だったと言うほかないんだけど(そしてそこで「だってこっちのほうが制服可愛いよ?」って言える嫁な。風呂シーン含め嫁役が深キョンだからこそ成立したドラマだったとこの瞬間確信したわ)、前回あれだけぶち上げた「一番じゃなきゃ意味がない」演説はなんだったのかと脱力はしたよね。
でもそこで試験内容の見直しをして『自分は何が出来てなかったかが分かった。相手との距離が分かった。だから次は絶対失敗しない』という佳織の一言が、その『成長』が全てをねじ伏せた。
偏差値50ぐらいをうろうろしてるところからナレで「60に上がった」とその過程すっ飛ばしてくれちゃったりしたけど、佳織のこの一言でそこにあったであろう“努力”を見ることができた。
だから佳織と信一がなんだかんだで受験勉強「楽しかった」と思えて、そして結果もついてきて良かったなーと素直に思えたもんね。
そこからはもうとんとん拍子に何もかもうまくいきすぎて笑ったけど(笑)。いまどき“カセットで録音”て(笑)。
ブログの書籍化で佳織を大学まで行かせられるほどの金が入ってきたってんなら調子乗ってもう一人子供作っちゃおっか!ってなるのはいかにも(わたしが想像する)中卒夫婦なので弟か妹が出来ますってのはいいとして、学費のために自殺しようとまでしたお祖父ちゃんのフォローどうすんだ?と思ったらお百度参りのたなぼたみたいな感じで修繕の仕事を請け負うようになったとか斜め上すぎたけどw、この子なんのために存在してたんだろう?ってな健太郎だっけ?同級生の男子が「金掛かるから中学受験はしないけどしっかり勉強して医者(医学部)目指す」という現実的な目線としての存在であったこともわかったし、あと結局徳川父娘の間に血の繋がりはない設定とかなんだったんだ?とは思うもののまりあちゃんも頑張りが報われ母親が戻ってきてくれたっぽくてよかったし、かざぽん楢崎も出世したし、手塚とおる部長最後まで可愛かったし、見事に四方八方丸く収まる清々しい最終回でよかったよ。