『下剋上受験』第8話

わたしこれまでなんだかんだでこのドラマをそれなりに楽しんでいたのですが、今回はダメだ。もうダメだ。
仕事をやめ家のことを担っていた信一が胃潰瘍で入院したことで家賃の支払いが遅れたということかと思いきや、それ以前からずっと滞納してて督促状も来てたけど無視してて、そしたら入院中に鍵取り替えられて、なんとかならないかと大家のところへ行くも手ぶら(滞納分全額でなくとも有り金持っていくべきだろうに払う気すらない)で「娘が中学受験してるから許して」ってなんだそれ。挙句頼んだわけではないとはいえ幼馴染が経営してる会社の顧問弁護士使ってまんまと居座ることに成功ってほんとなんなのこの家族。もし娘が合格したらこれまでとは比じゃないほどの金がかかるんだよ?滞納してる家賃払う目処すらたたないくせにどうするつもりなの?。そこを解決すべく祖父が自宅を売って金を作ってくれるってな話だったけど、それは無理だということが判明したら今度は自殺して生命保険で金を作ろうってなんなのこれ。で、そんな話をしてる一方で偏差値は40から60に上がりましたってハァ!?だろ。
信一が佳織にずっと一緒に頑張ってきたから云々と熱弁してたけど、わたしが見せられてきたのは夫が会社辞めて妻がその会社に入るとか家を売るとか死ぬとか、あといい歳した大人が豚の貯金箱割るかどうかってな話でしかないわけで、その「頑張り」が伝わってこないのよ。このいくらやっても偏差値があがらないっつってる娘の偏差値がどうやって60に上がったか、見せるのはそこじゃないのかと。
つーか以前も書いた記憶があるけど、何か月も家賃滞納してるぐらいなら実家に住ませてもらえよと。あの団地?に住み続けたいどんな理由があるのか知らんけど、どんな理由があるにせよのうのうと家賃滞納してるようなヤツが何を言っても心に響くわけがないだろ。家賃滞納するような生活を娘にはさせたくないから今頑張らなきゃならないってな言い分でしょうが、だからって今家賃滞納していい理由にはならないよね。家賃滞納して締め出されて(実家がなかったら野宿)おじいちゃんは金作るために自殺未遂って、そんな状況なら中学受験なんて止める佳織が言うのは尤もだろうに、それを弱虫呼ばわりとか理解できんわ。まずお前がやることやってから言えっての。今回のことで一夫も信一も学歴以前に人間としてバカオロカだとしか思えなくなってしまった。