『アバランチ』第4話

田中要次の打さんが「復讐」を理由とせずにアバランチに加わったこと、「何をして」山守の目に留まったのかについては“へえ、そうなんだー”ってなところでしたが、大山とそのお仲間への復讐とは無関係だけど、偶然関わりをもった「父を亡くした娘」に対して強い思い入れを持ってるっぽい理由が今回の案件を進めるなかで明かされるのだと思っていたので、そのままズルズルと話が進んでいつも通りの生中継で「判断は見てる人に委ねる」「俺たちはアバランチだ!」で終わってしまったことにはびっくり。

もう一度言うけどガチムチの医者に詰め寄ってた娘と知り合ったのは『偶然』なわけで、もしこの場に居合わせなかったらアバランチは神崎に対してどんなネタで仕置きするつもりだったのだろうか。

リナが同行するよりも前から打さんは病院に通い看護師と顔見知りになってたってことだけど、それはつつけるネタを探すためで、神崎の命により別の患者を優先されたせいで治療が間に合わず死んでしまった患者の娘に出会えたのはその「成果」ってことなの?。つまりこういう『ラッキー』を求めて病院に通っていたってことなのか?。
だとしたら随分と運任せですねと言いたくなるし、なんでこの日はリナを同行させたのか?と思うし、なにが「いよいよ俺の出番」なの?ってな話。

これまではその回のお当番メンバーの復讐譚だったので、多少粗いところがあっても「動機の強さ」で納得できちゃうところがあったけど、それがないとこんなにも杜撰な話に見えてしまうのかと。
アバランチの「やり方」は知ってるんだろうに、配信を見せられて「アバランチが関わってる」とわかったうえで監禁現場に駆け付けた神崎院長がカメラの有無を確認することなく固有名詞出しまくりで自爆するとか愚かすぎでしょ。

それを言うなら大山に“気づかれた”っぽいことは自覚してる山守が、大山本人が少なくとも2回は直接訪ねてきた自身の職場で「アバランチの活動報告書」を作成したり山守のバックに付いてる?品川徹と通話したりしてて、無防備すぎるのはなんなのさ。
盗聴やカメラのチェックをするシーンを1度でも入れておけば「毎度やってるんだな」と理解できるのに、そういうちょっとしたことをやらないことでアバランチの素人感がどんどん強まってると思うのだけど。

ついでに言うとガチムチ医者と羽生が戦った場所って病院内でしょ?。あのフロアだけ電源落とすことはできるとして、あそこが病棟ではなく緊急性はないとしたって僅かな時間でも点いていた電気が消えてしまったら誰かが確認にくるよね、普通。
相手が格闘家だから電気を消して視界を奪って一気に制圧して拉致するのかと思ったらその場で戦い初めて、そのあともずっと電気消えたままとかおかしいでしょうよ。『撮りたい綾野剛のアクションシーン』のため「だけ」なのがミエミエすぎてさすがに萎えるわ。


俺たちがアバランチだ!してゲラゲラ笑いながら夜の道を走る3人が乗った車がドカーンと爆発するんじゃないかと思ってドキドキしたけどそんなことはなかったw。