『イチケイのカラス』第2話

これは非常にいい馬場徹
日9ではもはや常連といっていいほどだし、コツコツとドラマ仕事を積み重ねている馬場さんですが、どちらかと言えば“善人”役が多いなか今回の親の威を借る眼鏡役はひっじょーーーーーーーーによかったです。竹野内にガタイで負けないし、声も役柄に合ってた。そんでもって眼鏡。なんてったって眼鏡。眼鏡かけさせたら馬場徹のレベル50ぐらい一気にアップしますから。
善人役でも悪人(というかイヤな奴)役でも使える馬場さんはこの先きっとバイプレイヤーとして引っ張りだこになるだろうと、そんな予感がわたしはするよ!。

そしてみちこ。初回では店の前でお座りしてる姿と入間と散歩に出かけるカットだけだったみちこが今回は立派にオチを担ってらっしゃってわたしだいまんぞくー!。
野球の試合で相手チームを追い回すようけしかけるというオープニングのシーンはやや眉をひそめてしまったものの、それにちゃーんとオチが付いたのでよし!。
(ていうか2話にしてようやく気付いたんだけど、「みちこ」って「みちお」からきてんだよね?俺がみちおだからおまえはみちこだな!とかそんな感じで?)

それから初回では団体行動だったイチケイ+検察の二人が、今回は悪役・・・と見せかけて最後は善に転んだ金井勇太を追いかけるべく書類を作り、それをリレーで繋ぐというチームプレイを見せてくれたので、育三郎のベースランニングが速いってことで最初と最後の野球シーンも本編にちゃんと繋がってたし職権発動については初回よりもだいぶ見やすかったように思う。

まあ、SBSという診断が正しいかどうか専門医が10人集まってその場でちょっと議論しただけで「当日の虐待が理由とは言い切れない(それ以前の出来事に起因する可能性は否定できない)」という結論が出たわけで、そもそもの話として被告が育児ノイローゼ状態にあったことと金井勇太の証言(診断)だけで裁判が行われた時点でおかしいってか、だから差し戻されたってことなんだろうに、圧力云々ってな話として描かれてるのはちょっとズレてる感じはしたし、渋谷謙人が夫役だったので「実は夫が犯人だったのだー!」という展開になることを半ば確信してたので「無実を訴えていた被告人がほんとうに無罪でした」とかなんの捻りもないんかい!ってところはあるけども(だって付き合ってた相手と良くない別れ方をして別の女と結婚してできた子供を託児所に預けたらその元カノがいた!とかいかにも渋谷謙人らしい関係性じゃんw)(あ、でもくさやの流れで渋谷くんまで「くさっ」って言ったのは笑ったw)、黒木華ちゃんが視点人物をしっかりと演じてくれているのでそれだけで安心感がある。