『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』

桐谷健太東出昌大のW主演で桐谷が刑事で東出が検事ってことは知ってたんだけど、二人の役名が「ケイジ」と「ケンジ」なんだと思ってたんで、あれ?違うんだ??という初回であった(あと馬場さんメッシュ似似合わないなとw)。

桐谷のほうは風間杜夫矢柴俊博、それから磯村勇斗
東出のほうは柳葉敏郎峯村リエ、それから渋谷謙人

演技力と声に不安を覚えるW主演に対し脇をしっかりと固めるあたり、この枠のテレ朝は手堅いなあ。特に東出のライバルに渋谷くん(+お付きの事務官につかさ先輩こと奥山かずさちゃん)をもってきたことを声を大にして称えたい。
あと奥貫さんの存在が店の雰囲気込みでとてもいい感じに効いてるなと思ったんだけど(と同時にトップナイフの「行きつけのバー」はなんであんな店なんだよ・・・と思わずにはいられない・・・)、これ本来は八木さんがやる役だったんだね。最高の代役じゃないか。

W主演となれば刑事課と検察局それぞれのパートは単純に考えて半分しかないわけで、桐谷&東出(+比嘉ちゃん)以外の人物はそこまで掘り下げて描かれることはないでしょうが、桐谷の真似をする磯村くん(結構似てたww)のようなシーンを毎回入れてくれればそれを目当てにできそう。

刑事と検事の立場の違いというものを描くためと、見たまんまの熱血野郎な桐谷に対し、手柄を立てるためになにがなんでも強盗殺人にするのかと思いきやちゃんと見極めることのできる検事である(ギバちゃんもそれを期待してた)ということを見せるために馬場さん演じる空き巣犯がおじいさんを殺してしまったのか否かということを「不明」としたのでしょうが、刑事と検事の関係性を考えるに、この先も事件の描写についてはスカッと痛快!という話にはならないのかなぁ。だとしたらコメディ描写と結末のグレーさの齟齬みたいなものががじわじわと蓄積していくのではないかという不安はある・・・かな。