『警視庁アウトサイダー』第4話

やはりナンタラ組の犬はギバちゃんで、絶対撃たれると思ったらやっぱり撃たれるという良くも悪くもなんの捻りもない話運びではありますが(こういうのって普通はギバちゃんが鍵となる人物の名前を言おうとしたところで撃たれる→肝心なところは分からない、となるところだけどギバちゃんは話すことはほぼほぼ話したところで撃たれてくれたんで、心置きなくギバちゃんお疲れ!と言えるなw)(そしてギバちゃんと入れ替わる形で浅野ゆう子が登場と、このバトンタッチはなかなかにエモい)、ここまで1話完結の事件話はコメディ調であったのに対し今回のコメディ描写は水木の潜入ぐらいであとはほぼシリアスモードだもんで、わたしなんのドラマ見てるんだっけ?とやや混乱。
ていうかいきなり架川の恩師の自殺がどうのって話が始まったもんだから1話飛ばしたかと思ったわ。わたしそんな人知らないんですけど?って。

で、前回の感想で偽蓮見の父親に罪を着せた人間とナンタラ組の犬が同一ならば偽蓮見と架川の「目的」は合致するよなと書きましたが、犬はギバちゃんだったけどギバちゃんを犬にした人間と偽蓮見の父親に罪を着せた人間と架川の恩師にハニトラ仕掛けて潰した人間は同じで、そいつとナンタラ組がズブズブだと、つまり偽蓮見と架川の「敵」は同じであることが確定しましたという理解で大丈夫だよな?。
メインどころ以外は見慣れない顔の役者さんが多くて(それは悪いことではないです)脳内相関図がまだ固まらない・・・。

BLだと思ってた架川さんと蓮見さんの「関係」を水木が知ってしまうのは、浅野ゆう子のところでの「形勢逆転」の理由と共にうまい流れだったけど、そういうことであったならばあの時架川は自分の胸に入ってるのがレコーダー付きボールペンだと思ってたわけで、それなのにただのペンだったことに対する反応を描かないのはダメじゃないかな。
「死ぬことが怖くはないけど困る」というギリギリの状況だったわけで、形勢逆転というからには浅野ゆう子姐さんもあのボールペンがレコーダーであると疑ってたんだろうし、それが「なぜだか普通のボールペンだった」ことで「助かった」わけで、いくら架川さんがアレな人間でもさすがに「なぜだ?」と思うだろうよ。

まあ水木が特に蓮見さんの「秘密」を知ってしまったことを二人に話すときに「(ボールペンが変わってたのは)お前のせいだったのか!」と言わせるだけで済むことではあるんだけどさ、そういうちょっとした手抜きが積み重なって最後の最後でぐしゃっと崩れちゃうことってあるんだよね。