『イチケイのカラス』第8話

前回でみちおの因縁話にとりあえずの片が付いたところで梅雀さん演じる川添目線で「書記官」を掘り下げるって、話数を入れ替えたのかな?と思いながら見てたんだけど、前回の件について劇中でサラっと言及されてたから当初からこの構成だったのか。
見るからにくせ者な小日向さんがいることだし、存在感的に被る梅雀さんをこれまで物語的に使えていたとは言い難いところがあったけど、ここへきて桜井ユキさんの浜谷と合わせ技でフィーチャリングさせてきたってことは、いよいよシリーズ化、すくなくとも続編をやるべく事件ではなくイチケイメンバーの人となりを描くターンに入ったってなところかな。

ってぐらい、今回の「事件」はこれまでにましてひどかった。クレプトマニアが二人ってところは目をつぶるとしても、60を過ぎた女性が致命傷になるほどの強さで自分で自分の頭を河原に落ちてる石で殴るとか、男を取られた腹いせに男装して奪った女に痴漢行為を繰り返す女とか、どう考えても「無理」だし「おかしい」でしょ。さらに言えば未就学児ぐらいの子が「被害者が入院している病院」を一人で訪ねるのもそう。独りで行けるかってこともだけどそもそもその病院だとなぜ知ってるのかと。

みちこが可愛ければ大概のことは許せるとはいえ程度問題だし、ましてや今回のみちこは“イメージショット”だけだったんで余計に「事件内容これでイケると思ったヤツ連れてこい」感が強かった。
被告人である妻が夫に「助けてほしい」と言えたことは“良かった”でいいんだけど、この夫ドイツ勤務だというじゃないか。仕事どうすんだよ?って話になるわけで、なんでわざわざそんな引っかかる設定にするのか謎なんだけど。

って甥っ子デカっ!!!!!(先入観のオチがまさかこれだとはw)。