『監察医 朝顔』第7話

手袋のなかにあった白いものはお母さんではなかったことは、夫、娘、父親それぞれにとって、よかったのか否か。
それが骨ではないただの「白いなにか」だったのではなくお母さんが様子を見に行ったシズエさんの骨で、シズエさんの家族にとってはどうなのだろうかとかさ、何とも言えない気持ちになる。

帰り道の車中、誰もみていないところでボロ泣きする平さんだけど、次の日には孫ににっこにこの笑顔を見せる。
「お母さんはシズエさんに会えたんだね」「最後まで優しい人だったね」と言い、泣いてもいいんだよと桑原君に言われ静かに泣く朝顔も、次の日は変わらず娘のご飯を作る。
大事な存在を喪っても、残された人はこうやって悲しみと幸せを重ねながら毎日を続けていく、いくしかないんだよね。いつまでも探し続ける人も、前を向いて進む人も、自分なりの毎日を生きていくしかないのだろう。

平さんと義父の関係がずいぶんと良くなってよかった。

という本筋に対し今回の事件パートがこれまた酷い内容でな。何年も妻を探し続ける夫がいる一方で、夫を次々と毒殺する妻がいる。それが現実ではあるけれど、被疑者も弁護士もコントかよw(かつて同じ「トレンディドラマ時代」の真ん中に居た山口智子有森也実、この先女優としてどちらのほうが求められるのかという視点ではなかなか興味深いキャスティング)。

で、やっぱり桑原君に対する不安感がどうしても拭えないのですが・・・・・・。