『まんぷく』第16週「あとは登るだけです!」

融資した工場に融資した側の人間が出入りして彼是することも、信用組合名義で銀行から融資を取り付けるために理事長の個人資産を担保にすることも、「これは売れる!」という理事長の言葉の根拠も、実際に融資を受ける会社・工場に返済能力がなかった場合理事長の資産が取り上げられることになるのにそんなんで大丈夫なのかと言う銀行の担当者「個人」が「織田島製作所の万能調理器」を見ただけで(それ以外の融資先のことは調べず)融資にゴーサインを出すことも、なにもかもそれでいいの・・・?と、理事長編に入ってからわたしには理解できない(ついていけない)やりとりがテレビの中で交わされていることに置いてけぼり感を抱いていたわけですが、そういうのぜんぶまるっと「景気の悪化」を理由に銀行を悪者にして片付けてしまいそうでなんだかなぁ・・・(織田島製作所の息子が金井勇太だけに、自ら研ぎ澄ました刃物もって梅田銀行を襲撃することを期待してしまう)。

でも信用組合に残る資金を萬平さんのごり押しで織田島製作所だけにぶっこむのではないかと心配していたものの、そこはさすがに「組合員は織田島製作所さんだけじゃない」「理事長としてはここだけに融資金をつぎ込むことはできない」と言ってくれて心底ホッとしました・・・。さすがにそこまでバカじゃなかった・・・(ホッとしつつもちょっと意外w)。織田島製作所にとっちゃ梯子外されたようなもんだろうけど(だからこそ金井勇太の暴走に期待してしまう)。
あと屋台であんなにもハイテンションで酒を酌み交わしたというのにあれは銀行員の手練手管のソレで次にあったら能面顔で手のひら返しするんじゃないかと思ってた喜多村さんが悪い人じゃなくてよかったー!。

一方こっちのやりとりにはついていけはするものの(劇中での会話はかみ合ってなさすぎだけどw)、忠彦さんのモデル騒動を平行して描くことにどんな意図があるのだろうかと思いながら見ていたわけですが、モデルさんがお役御免(プロとしての機転を利かせてくれたおかげ)でめでたしめでたしは結構だけど、え?この話やる必要あった・・・?。『萬平さんのことで気をもみつつも気丈に支える福子』の話だけじゃ重いし単調だしってんでのこれまで大らかかつ強かだった克子姉ちゃんの動揺(と家族を一喝した忠彦)をスパイスにしたであろうことはわかるし、萬平さんと忠彦さんの「本当にやりたいこと」に振り回される家族という話であることもわかるんだけど、女たちはこんなことで大騒ぎしてるけどその裏ではまさに「それどころじゃねーんだよ!」ってな事態に陥っているのでした・・・にしちゃあ話のスケールの落差がありすぎて、笑おうにも笑えねえ・・・。