『この恋あたためますか』第6話

スポットCMでココエブリィの制服姿+メガネで「お弁当、あたためますか?」とにっこり微笑む浅羽元社長を目にするたびになんだこれ・・・・・・と眉をひそめていたのですが、リアリティは抜きにして(このドラマにそれを求めるのは無意味だし)一応流れのなかで“コンビニバイト”をすることになり、でも浅羽自身がその体験を「楽しい」と思っているから惨めさみたいなものはなく、さらにその経験から(いや、コンビニで働く経験というよりも旅行先でたまたま見聞きしたことがキッカケだけど)新しいビジネスのアイディアを得るという『浅羽らしさ』を崩さないものだったので、結果的に展開としては悪くなかった。浅羽っちが中国語が堪能だということもチラ見せできたし。恋愛ドラマであんなにつまらなそうな温泉卓球みたことないしw。

今回一番ドキドキしたのは浅羽と神子がそれぞれ女連れで鉢合わせするところでした。対立関係なんかじゃなくてもあれお互い気まずすぎんだろw。
神子の「あの二人そういう関係なの?」はいいとしても浅羽の「なにあれ不倫?」って、子連れで不倫はねーだろw。

あとこれとこれとこれを作ってくれる?と言うと「前に作ったことがあるから任せて」と豪語した北川に「ヒュウ~ウ」って口笛鳴らす太賀がキモかったのと、無職ライフを満喫する浅羽が読んでるのが「巨大古墳」のムック本ってところが狙いすぎ。そこはむしろイギリスの小説を原書で読んでるぐらいのほうがあざとさの方向性として正解だとわたしは思う。


あとこれはまあわたしがこのドラマを見ている理由とは関係ないことなんでどうでもいいっちゃいいことなんだけど、「人の心を動かせる人間」だという一岡さんの樹木評、ココエブリィでスイーツ開発に携わる樹木についてはそれに異存はないんだけど、樹木ってもともとアイドルじゃないですか。アイドルって「人の心を動かす」最たる存在だとわたしは思うんだけど、じゃあそこでは樹木のその「特別な力」が通用しなかったってことなの?と。スイーツ(開発)は樹木の『好きなもの・好きなこと』だからってことならば、アイドル活動は好きでやってることじゃなかったわけ?と。
樹木という主人公にとって「必要とされなかった過去」がキャラクターの根幹にあるとして、それがアイドルである意味が今のところ全くないのはどうなんだろう?とはどうでもいいと言いつつもちょっと思う。