『この恋あたためますか』最終話

この種のドラマに対してそういうツッコミするのは野暮以外のなにものでもないことはわかってるんだけどさ、でも言わせて。

樹木がまこっちゃんにちゃんと「社長が好き」と言い、それに対しまこっちゃんは「早く拓にいのところに行けよ」と背中を押してやり、その頃浅羽は樹木のデスクでクリスマスケーキの企画書に目を留め樹木の想いに気づき、樹木が走り浅羽も走り、橋の上で「好きだ」と伝えあって抱き合ってキスして幼稚園児に「チューしてるー」と言われ、銀杏並木の下を手を繋いで歩き写真を撮り合いイチャイチャするこの一連の流れ、これ『勤務時間中』ですよね?。職場のボードに行き先書き込むシーンを何度か入れてたけど、浅羽はともかく井上さんは今これ「どこで何してる」ことになってるんですかね?。

中村倫也のことだから中村倫也が出てしまったわけではなく『浅羽はデレたらこうなる』という役作りの上での「もう一回言って?」なんだろうけど、里保の前では恋人モードでも浅羽感を保っていたことを考えると10歳以上も年下の女に甘えた声で「もう一回言って?」とか勤務時間中になにやっとんねんとしか。


あとはまあ特にこれといったこともなく、予定調和な最終回でした。


・・・と言いたいところですが、「クリスマスプレゼント何がいい?」(クリスマスプレゼント貰うような関係じゃないですけど)「じゃあプレゼントする関係になろう」と社食で麺をすすりながら一岡さんにそう言った神子社長代理が贈ったものが「ギフトカタログ」ってのは斜め上すぎた(笑)。いらないアクセサリー(流行りの話題に乗っかるw)貰うのとギフトカタログとどっちが酷いだろうか(笑)。
浅羽を辞めさせるために裏でコソコソ動き、浅羽と都築の密談をすごい顔で目撃してたりした人が最終回でこんなキャラになるとは予想外すぎて(本社に復帰した浅羽と最終回でノー絡みとか)、浅羽なんかより神子のほうがよっぽどラブコメキャラとして面白そうだよな。もっと数字が取れてたら本気で神子主役でスピンオフをお願いしたかった。


というわけで、恋つづ→ナギサさんの流れに乗れるか!?乗って欲しい!!という気持ちで最後まで見続けましたが、さすがに三匹目のどじょうはいなかった・・・かな。
でも開始当初はさすがにモロモロ厳しいかなと思ったものの、太賀&石橋静河の頑張りもあってそれなりに盛り上がったし、2桁ゴールという結果は同クールで放送されたラブコメ作品と比較しても及第点と言っていいのではないか。

期待したほどの反響とまではいかなかったけど、この脚本でも確実に仕事をこなす中村倫也さすがだな!と倫也くんへの信頼感がさらに増したのでわたしとしては充分です。
あ、うそ!樹木とスーの部屋に上がったのに浅羽と大吉が交流しなかったことはすこぶる不満!!。