『七人の秘書』第2話

ああ、前回(初回)に引き続いて銀行が舞台だったのは広瀬アリスを仲間入りさせるためだからか。そんで次回以降はそれぞれが日々秘書として従事する仕事の伝手で病院だったり警察だったり政治の世界だったりの“悪事”に対して仕置きするってな話になるわけね。

初回は不正の事実ではなく人間性を暴いたのに続き、今回も虐めの事実というよりもやっぱり最後は人間性を突く話になってて、1話で終わらせるとなるとそういう方向性で攻めるしかないのかなーと思いつつ、杉田かおるの悪人役がハマってたんで初回よりは面白く見られたかな。
初回も“言うても頭取若い社員を愛人にしてるからね?”というツッコミポイントをそのつもりで作ってるわけじゃないのでは?と書いたけど、今回もビデオコメントを頼んだら全員恨み言だったってのと招待客がみんな欠席だったってのが「秘書室長の人間性」への答えだというのならば(そこに秘書たちの裏工作がなかったのならば)、秘書たちがやったことってパーティの準備をしたという正規業務だけだよね?ってな話なんだけど、やっぱりこれそこを突っ込ませる(それを楽しんでもらう)つもりで作ってるようには見えないよなぁ。
撮影環境の問題もあるだろうし、まだフォーマットを作ってる途中なのだとしても、序破急の「破」がぼんやりしてるから「急」のインパクト・カタルシスが仕置きモノとして弱いんだよね。今回は杉田かおるの力業で「見られるもの」になってたけど(という意味では次回の忍成くんにも期待ができる!)、最後はゲスト頼みってことならそれを貫くキャスティングをお願いしたい。

というか、冒頭のオレオレ詐欺犯をとっ捕まえたときの菜々緒が真ん中にいるカットが問答無用のカッコよさだったんで、木村文乃は冷静な参謀役にして毎回最後は菜々緒のハイキックで決めるってなほうがスッキリ感がでるんじゃないか?とか思った。まあ、今回の杉田かおるみたいに女性相手でハイキックは難しいところだけど。

ていうか、ムショ帰りであることが明らかになった江口は今回ラーメン作ってただけだったんだけど、もしかしてこの人ボス的なポジションなのではなくおやっさんポジションなのか?。