『まれ』

第一週はもう『塩田に塩水を撒く田中泯』これに尽きる!!。
普段は寡黙なのに祭りにだけは熱くなっちゃうとかありがち設定なんだけど、泯さんの存在感だけで1週引っ張ったわよね!!(田中裕子さんはまだまだウォーミングアップ中であろう)。
樽に柄杓を浸して水を掬い田んぼに撒くというその動きがこれほどまでに美しいとは。
本物のダンサーってこういうものだよねー・・・と某夜メロのほうへ向かって(いやあれはあれで“面白い”という観点で見応えありましたがw)。
そして自己破産したくせにこの言動、これだけのクズを演じてても憎めない大泉洋という役者の特異っぷり。
これを演じるのがそれこそ岸谷五朗とかだったら(アミューズ繋がりで連想しただけで他意はないです)わたし1週目で挫折してたかもしれないもん。
純と愛の悪夢再びになるところを大泉洋によって救われてる。と思う。今のところ。
あとものすごくあまちゃんを意識してる気がするんだけど。あまちゃんクドカンが朝ドラに寄せて書いたとするならば、これは朝ドラがクドカンっぽいものを作ろうとしてるというか。
ていうか地方を舞台にする場合のフォーマットを作ろうとしてるのかなぁ?。だとすればあまちゃんを下敷きにするのは間違ってるってか、あれはクドカンだから評価され成功したんであって、なぞろうとしてもダメだろうなーという気が。
でもまぁあまちゃんよりは“観やすい”のかなぁ。『地道にコツコツ』を掲げてるだけあって毎日淡々と回を重ねていくというか。ながら見でも全然問題なさそうなあたりは朝ドラらしいと言えるか(わたしは録画ですが)。
あーでも「魔女姫」のナレーション、これはないわぁ・・・・・・。聞いててイラつく。3話目あたりで「申し遅れましたがこの魔女姫が私でございます」とか言われたのには「マジか!」ってなったけど、でもあの人形の造形ならこんなぶりっ子声ではなくあんぱんまんさん寄りの声のほうが相応しいと思うんだけど。


W田中の夫婦以外なんの引っ掛かりもない初週でしたが、太鳳ちゃんが登場した瞬間はそれなりにテンションあがったので、とりあえず2週目からが本番です!ということで(わたしのお目当ては弟役の葉山くんです!)。