『キャリア〜掟破りの警察署長〜』第5話

金さんの父親の存在、父親が誰とどんな関係であるのかが明らかになってきて、これまでは「キャリア署長」としての遠山金志郎がどんな人物なのかを描いていたのに対し、これからは遠山金志郎という「人間」の物語になるという感じかな。で、その合間の小休止+瀧本ちゃんの相川が成長を見せる+柳沢慎吾が頑張るってな今回でしたが、ゲストでゲス役を生き生きと演じる新納さんにちょっと胸熱。
“この枠”としては最近で言うと吉田鋼太郎滝藤賢一という先人がいると思うのだけど(愛之助さんは歌舞伎役者だから別枠)、鋼太郎さんは朝ドラ滝藤さんは超高視聴率だった半沢と、お茶の間でその顔を認識する分母の数がすごく多かったであろうわけで、それよりかは大河ドラマはちょっと劣ると思うのね。でも鋼太郎さんだって最初は「誰この人?」から始まってるわけで、そうやってコツコツと作品で独特の存在感を示した結果が朝ドラでのブレイクであり現在の知名度・認知度ということなんですよね。で、新納さんは豊臣秀次を好演したことで、そのルートに乗るチャンスをゲットしたのだと思う。
『独特の存在感』としては鋼太郎さんや滝藤さんに引けを取らないわけで、これから新納さんがそれに続けるかどうか、という目線でこの回を見たわけですが、わたし的には十分合格点!(いろいろ偉そうですいません)。
役自体はわかりやすいゲスだけど、そこに“スター役”としての華やかさが必要なわけで、その点さすがの魅せっぷりだったし、この枠でのし上がっていくために一番必要なのって「なにこの人?」と思わせるフックだとわたしは思っているわけですが、確信とまではいかないけど新納さんにはそれがあるんじゃないかと思えたから。
つーか冒頭の暴れん坊刑事の映像、どこのSWORD地区(無名街)かと思ったわ(笑)。