中山 七里『月光のスティグマ』

月光のスティグマ

月光のスティグマ

阪神大震災で被災し、東日本大震災の支援に向かうところあたりまではそれなりに緊迫感があったのに、1泊の予定で向かった外国でテロが勃発し大使館に逃げ込んだら武力攻撃を受けて占拠されるってんで一気に陳腐化。
中山さんってもうちょっと骨太な作品を描かれるイメージなんだけど、なにこの新堂もどきの話。スケールだけは妙にデカいのに内容ぺらっぺら。オチというか、海外で自衛隊が活動することのロジックとそれに伴う政治家の(社会への)駆け引きに中山さんらしさはあったけど、震災なんてものを絡めたわりには陳腐すぎる。