『平清盛』第37回「殿下乗合事件」

あの発言を次回に控え、時忠たんの小悪党っぷり爆発であった。妙に生き生きとしてるよこの男(笑)。
つーか時忠たんってばなにいつの間にか福原に入り浸り清盛と双六ってんの(笑)。ってニートだからですね(笑)。
清盛の思わせぶりな視線を俺流解釈し暗躍する時忠たんの策略によって追い詰められどんどんと自分を失っていく重盛は「正しい」がために余計に気の毒ではあったけど、でも今回は重盛のクソガキが100%悪いわけで、それはつまり親(重盛)の責任なわけで、うん、まぁ・・・そんな感じだ。
これ重盛にとって一番キツイのはやっぱ時忠のバックにいるのが父親だって判っちゃうことだよねぇ。しかもその自分の考えとは真逆の行動が“自分のしたこと”として一門から「さすが棟梁!」と評価されまくるんだもん。そこで「いやこれは自分がやらせたことじゃない」って言えるだけの強さもしくは愚かさがあれば、俺がさせたんじゃないけどまあいっかと思ってしまえる図太さがあればまた違っただろうけど(宗盛・教盛だったら言ってしまいそうだw)、重盛の賢さ、そして生真面目さが全て裏目に出ちゃうのはほんと可哀想。これ自分じゃどうにもならないもんね・・・。ていうか父親のやり口完全893のソレだしw。
ていうかていうか、時忠たん率いる禿(かむろ)こえーよ!なんだよあれ!!。
で、ここで満を持しての時忠たんの「平家にあらずんば人にあらず」かー。剛くんが時忠と聞いた瞬間からこれを楽しみにしてたし今となってはそれのみをモチベーションにして見続けてきたといっても過言ではないので、早く見たいような、でも見たくないような(笑)。


自分に付き合って読書しようとする妻のために明かりをそっと近づけてやる重盛は大層素敵でした。時代が違えばこんなにも生き辛い人生を送ることはなかっただろうになぁ。