『仮面ライダーキバ』第6話「リプレイ・人間はみんな音楽」

蜘蛛ファンガイアさんこと糸矢さんが予想以上というか予想外というか、とにかく強烈キャラでワロタwww。1年間続く(予定のw)キバの記念すべきオープニングカットで、退廃的で不気味で・・・キバという物語の世界観に相応しい雰囲気を醸し出していた(若干大袈裟)糸矢さんがまさかあんな変態紳士だなんてwww。確か糸矢さんのお葬式(1話冒頭のファンガイアとして起き上がるシーン)では結構な人が参列してくれてたと思うんだけど、あの変態普段は本性隠して生活してたんだろうか・・・気になるわっw。てか音也に22年間惚れ続けた弁護士ファンガイアといい恵が大好きな篠田みっちゃん・羊ファンガイアといい糸矢さんといい、ファンガイアは人間に好意を寄せてしまう種族なのか!?と思うほど恋するファンガイアさん多すぎなんだけどwww。でもみんな純粋にその人のことを好きなだけで、好きすぎてちょっと強引な手段に出ちゃうだけなんだよね。その手段が問題ではあるんだけど、その一途さというか純粋さは見習いたいわw。今回ガルルさんが仕留められなかった糸矢さんはまさかラスボスってことはないだろうけど、中盤ぐらいまでは倒さねばならない敵として音也、そして渡の前に立ちはだかるわけか。
ていうか、よくよく考えたら糸矢と音也・渡が戦う理由って言ってしまえば“女を巡る争い”でしかない気がするんだけどw。この世を支配するとか過去を変えるとかそいう目的と比べるとなんだかものすっごく小っちゃい気がするのは気のせいですかw。渡の恵に対する気持ちは今んとこは恋愛感情というよりも強い人への憧れ(名護さんに対する気持ちと似たようなもん)みたいだけど、音也と糸矢ってのは完全に好きな女を取り合ってる男の図だよなぁ。で、糸矢はゆりを自分好みの女に変えようとしてる=自分の好みを押し付けてる半面、音也はゆりの中に流れる“音楽”に惚れている=ゆりという人間そのものを尊重し好いている・・・同じような立場なんだけど真逆であるってことなのかな。名前の響きが似てるだけでなく「音」と「糸」ってのもそれぞれの本質を表してると取れるし、糸矢さんはそれなりに重要なポジションを担う存在なのかな。そこらへんの関係性はおいおい分かってくるんだろうとして、えーっと、大人なわたしは非常に気になって気になって仕方ないのだけれど、ゆりと恵がそれぞれドレスに着替えさせられてる間、音也と渡はどこにいたのでしょうか・・・。縛って転がされたまま着替えを見せられてた・・・とかっ!?音也にとってはそれもまた燃えるシチュエーションなんだろうなw。糸矢さんもそういう変態プレイ好きそうだしw。
嶋さんの口からハンターたちが属する組織の名称が明らかにされましたが、「すばらしき青空の会」ってものっそい胡散臭いんですけどwww。ライダーシステムとかいってるからゼクトみたいな対ファンガイアに特化した半警察的な組織なのかと思ったのに思いっきり民間組織っぽいな。なんか宗教団体とかNPOを想像させるネーミング・・・。表向きはそれっぽい活動をして寄付を募り、裏では人類の敵であるファンガイアを倒すために日夜ライダーシステムの開発に励んでるとかだったらそれはそれで素敵だけどどうなんだろ。「すばらしき青空」をそのまんま受け止めるとしたらむしろひとつ前の番組にこそ相応しいよなw。嶋さん(マスターも)がどういう人なのかまだ全く分からないといっていい状態だから、そのせいでこの組織の力がどれほどのもんなのか、真っ当な組織なのかすら分からない。音也の能力を試す意図があったんだろうけど、部下がファンガイアに攫われたってのにその救出を素人の音也に任せただけで他のハンターを動かす素振りもないってのがなぁ・・・。音也が助けられればそれでいいし、優秀なハンターであるゆりならば音也の力を借りずとも自力で脱出できると信じてるってことか、それともファンガイアを相手にする会としては犠牲はつきものだと割り切ってるってことか。どっちにしても、音也に武器ぐらい貸してやるべきだと思うの嶋さん・・・音也ったらパステルカラーの鉄パイプもって戦おうとしてたわよ・・・。
今回は糸矢さんを軸として過去と現在の切り替えが過去最高ってぐらい目まぐるしかったんだけど、歴史は繰り返すというか、過去と現在を完全に対比させて描いてたから、頻繁な時代転換の割には集中が途切れなかったな。まぁだいぶ慣れてきたってのもあるかもだけど。音也が言った「人は誰もが自分だけの音楽を奏でている」という言葉がゆりの口から娘に伝わり、それが渡へと伝わる流れはとても美しかったし、過去に母親がしていたペンダントを娘が手にする流れもまぁ自然だったと言えると思う。こうやって徐々に二つの時代の結びつきが見えてくるのってなんかちょっと嬉しい気分。そしてその流れの中で、音也の言う「音楽を奏でている」ってのは個性とか魅力とかそういうものを表す比喩的なものの一方で、息子の渡はその言葉を直接“心音を聞く”と捉えた(よね?)という明らかな違いも見えたわけで、やっぱ敏樹はこういうとこ上手いな。
ガルルさんが協力してくれなかったら絶対にあの場所を突き止められなかったんじゃ・・・と思わないでもないわけですがw、音也とガルルさんの関係性はなんかいいな。ていうか音也と嶋さんがゆりを助ける云々って話してるのを喫茶店の入り口で立ち聞きしてるガルルさんかっこよすぎです。音也の胸倉グイっとつかんで「好きな女を守ろうとする男は・・・・・・嫌いじゃない」とかマジかっこいんだけど。音也の「礼は言わないぜ」もカッコよかったしさー、ガルルさんが音也に隷属というか支配下に置かれる関係ってよりも、音也の人間性に惚れて幽閉されてやってるって方がこの二人には似合ってる気がする。
ゆりは音也の言葉を娘に伝えてるあたり完全に音也に気持ちが向きかけてると思うんだけど、やはり恵の父親は音也なんだろうか。音也だとしても違うとしても、ゆり(母)の言葉を恵が覚えてるってことは、恵がこれだけの言葉を覚えられるそれ相応の年齢までゆりは生きてたってことになるよな?だとしたら恵は父親のことはどう聞かされてるんだろう。囚われた姫を助ける騎士のごとく、二刀流(鉄パイプ)で颯爽と登場したくせにあっさりやられて気を失う音也には爆笑したんだけどw、その後現れた真の騎士・ガルルさんは心底カッコよかったわー!ていうかゆりは絶対惚れたよねあれw。あ、渡の母親がファンガイアだってことは恵の父親がガルルさんってこともありえるのか!なんで今までこのこと考えつかなかったんだろうw。糸矢さんに向かって“かかってこいよ”って手をクイクイッとするのとかありえないレベルのカッコよさ!!!あれは惚れる!しかもガルルさんったら変身する前にちゃんと皮ジャン脱ぐんだもんwwwww胸元やたらと開いてるしwww。はだけた胸元から覗く肌が白くてつるんとした綺麗な肌で妙にエロかったんだけどw、あの顔で次狼さんでガルルさんときたら絶対胸毛生えてそうじゃん!!わたし胸毛苦手なんだけど、ガルルさんは胸毛キャラだよなーw。そしてそして人間体に戻ったガルルさんはまたもや全裸!?あれ全裸なのか!?!?ていうかそうじゃなきゃ大きなお友達は納得しないと思うのw。上半身は確実にシャツが破けて裸だったわけで、その仕組みからすれば下半身も裸だろうと想像できるわけですが、リピって凝視したら次狼さんがはいてた皮パンからにょきにょきとガルルさんの意匠が生えてきてるように見えるんだよなー。だとすると皮パンはガルル態そのものということになるわけで、てことは次狼さん状態時は常に下半身裸ということになるのかっ!?!?(←そんなことばかり気にしてる人)
そしてついに登場したバッシャーたんにバッシャーフォームですが、とりあえずバッシャーたんスゲーなオイwww。人間体は可愛い顔して(おまけにセーラー服姿)ドッガさんの駒をぱっくんちょして「またぼくの勝ちだね」とか言ってたし、バッシャーフォームの必殺技のえげつなさはちょっとすごすぎ。足を振り上げるキバやソードを口に咥えて空高くジャンプするガルルさんに比べると最小限の動きで最大限の効果を発揮するというかねー、足元から巻き上がる水のうねりの中から発射された追尾弾で逃げるファンガイアを追い詰め背後からヒット、そのまま消滅するのかと思いきや、凍るファンガイア、そしてトドメはとことこと歩み寄って凍ったファンガイアをコツンと小突いてバリーンと砕くて!!!バッシャーたん顔に似合わず(いや、似合うのか?)鬼だわっ!!。あの銃のビジュアルは正直ブサイクじゃね?とは思うけど、必殺技は文句ナシにカッコいいぞ。今年はどれも決め技がカッコよくてほんと嬉しいなー。追尾弾だけに間に細かい障害物があると使いにくいとかそういう縛りがあるのかなーと思ったんだけど木をすいすいよけてたし当然水中戦も出来るわけでバッシャーフォームはかなり使えそうなんだけど、ガルルフォームとどう使い分けするつもりなんだろう。

やっぱり名護さんにキバを見なかったかと聞かれて自分を指差す渡はおかしいと思うんだけどw、捕まって縛られてるヒロイン二人よりも糸矢さんに殴られて倒れこんだ渡のほうがはるかに可憐に見えました。さすがオトメンライダーだわ。先週は人前で演奏できなかったけど今週は恵1人の前とは言えちゃんと演奏できるようになってるし、自ら恵を探し助けようとする意思も出てきたみたいだし、渡は着々と成長している一方でキバットが相変わらず単なる変身道具でしかないのが気になる。駐車場で恵の痕跡を探してる時も羊ファンガイアに連れられて監禁場所にいく時も糸矢さんに捕まってピンチになってる時も、その間キバットは全く関わってないってのがなぁ。せめて渡の縄をキバットがキバで噛み切るとかぐらいさせてあげないと相棒って気がしないよな。今回の話でようやくいろんなものがかみ合ってきて動き出した感じがするんだけど、その中でキバットだけがどうも浮いてるんだよな。ガルルさんたちと絡むようになったらちょっとは違うかなーって期待してはいるんだけど、今んとこドランに住むあの三人と渡・キバットが直接関わりそうな気配は全くないんだよなー。過去編もまだまだ音也とキバットが出会いそうにないしなぁ。

キバに吹っ飛ばされてキッ!と睨んで「キサマァーーーーーー!」って言うみっちゃんはとても素敵でした★

先週名護さんにとってはキバ>>>>>>ファンガイアなのか?って書いたんだけど、どうやら名護さんはあの場にファンガイアがいたって知らなかった(気付かなかった)ご様子・・・。名護さんって今までバウンティハンターとして悪いことした人をやっつけただけで実際ファンガイアと戦ってんの見たことないし、名護さんは名護さんなりに恵の行方を捜してたんだと思うんだけど(いやもしかしたら恵ではなくキバを探しまわってたのかも・・・)結果的には何一つ恵救出の役に立ってないし、なんつーか、もしかして名護さんって微妙に使えないってかファンガイアの気配には鈍い子なのかしら・・・?でもキバには勝てると思ってるわけで・・・ああ、どうしようわたしの中でどんどんと可哀想な名護さん像が出来上がっていくわ・・・。
今回は名護さんの出番が少なくて、一週間過ごすには名護エキスが全く足りません!!!