『獣拳戦隊 ゲキレンジャー』修行その48「サバサバ!いざ拳断」

ここんとこ毎週言ってる気がしますが、ほんっとーーーーーーーーーーーーーーに良かった。これまた毎週言ってますけどやればできるんだったらどうしてもうちょい早くエンジンかけらんなかったのかとつくづく悔やまれるわ。
理央さまとメレ様をスクラッチに迎え入れ、歓迎ムードの中(しみじみモードの美希・ゴウ兄さん・理央様。でも1人だけ老けた美希さんの胸中を思うと結構シュールな絵w)ロボタフぶち壊したメレ様とケンが
ケン「今度から俺が説教するからな!」
メレ様「あーあー聞こえないーーーー!!」
ケン「メレおい!まずはごめんなさいから始めましょう」
とかものっそい微笑ましい言い合いしてる一方で複雑な表情のレツとラン。それにすかさず気付いたジャンがどうしたんだ?と問いかけると、理央メレをこのまますんなり受け入れることがどうしてもできないという二人。“じゃあどうすればいいんだよ!?”“そんなのわかんないよ!!”と言い争うゲキレンジャーを見て、アハッと笑った理央さまはスッと笑顔を消して「俺に贖うべき罪があるというなら、拳断を行えばいい」と。・・・てっきり激獣拳の掟だからってんでシャーフーが持ち出すのかと思ったのに、違うんだ・・・・・・。あのねこ拳断についてなんか大層なこと語ってたけどレツとランが不満を口にしなかったら多分あっさり復帰させたよな?普通に歓迎モードだったもんね・・・どこまでもなあなあなのが拳聖クオリティですもんね。
ああいう状況下で即座に「拳断」が出てきたってことと、その発言の前の明るくてそしてどこかサッパリしたかのような笑みからすると、理央さまはもしレツランから不満がでなかったとしてもどこかの時点で自分から拳断(もしくはそれに類似の行為)をけじめとしてやりたいって言うつもりだったんだと思う。結果的に理央さまは死をもって罪を贖いたい=死に場所を求めてたっぽかったし・・・。でもさ、ヒーロー番組で死んで罪を償うってのはやっぱどうかと思うんだよなー。罪を償うために命を賭けて戦うってなんかおかしくね?勝ったら罪を償ったことになるの?負けたら償えないことになるの?しかもその相手がレツランってのはどうなのよ?拳断が本当の意味で「命を賭ける」行為なのだとしたら、どう考えてもレツとランじゃ理央メレに太刀打ちできるはずないじゃん。実際のところ拳断は命を賭ける“つもり”で戦う儀式だったのかもしれない。ギリギリのところ、どちらかが決定的な一打を打ち込む寸前のところで“そこまで!”って止めて“この一撃を受けた(とする)ことで今までのお前は死んだ。今この瞬間お前は新たに生まれかわるのじゃ”とかなんとか言うつもりだったのかもしれないよ。でも、「本気で打ち込んで来い」と言って挑発した理央メレがレツランの本気のゲキワザを目を瞑りノーガードで受けようとした瞬間は「まさかっ」って本気で驚いたっぽかったし、理央メレが本気で死ぬつもりだったのは絶対読めてなかったと思う。ゲキワザ打ち込む寸前にレツもランも理央メレの意図に気付いたけど、あそこまで技を出す動きに入った状態じゃいくらなんでも止められないと思うし、ギリギリで力の加減をしたとしてもあの場にサンヨさんとロンが乱入してなかったら確実に致命傷になってたと思うんだよな。そんなことになったらいくらそれが拳断だって言われてもレツランは重荷を背負うことになるじゃないか。逆に理央メレがレツラン倒したとしたらレツランは二人は罪を贖ったと認めることができるのか?。結果的にはああいうことになったけど、拳断という儀式そのものになんかこう割り切れないというかしっくりいかないものを感じたわ。ていうかね、これ相手が拳聖だったらよかったと思うのよ。ここで二人のために不闘の誓いを破ってこその拳聖じゃねーのかよ。なにがムカつくって微妙にレツランが狭量というか、レツランが理央メレのしたことを許せないってのが拳断の発端みたいに描かれてたことなのよね・・・。ジャンとゴウ兄さんとケンはそんなことしなくていいのに・・・的なスタンスで完全なる傍観者だったし。理央VSレツはかなりカッコイイバトルになってたし、多分二人に最後の見せ場を作ってあげようって愛ゆえのことなんだろうなってのは分かるんだけど、それでもなんか受け入れ難い。
・・・・・・とまぁ前半は理央レツバトルにうひょうひょ言いつつも眉間に若干の皺が寄ってたんだけど、タイトルは「サバサバ!いざ拳断」だってのに本当のストーリーはその後にあったよ・・・・・。
サンヨさんがビタビタビターと吐いたw液体から復活したロンすげえええええ!自分が立てた筋書き通りに楽しく進んでたのにこんなことになったのは「おまえのせいだー!!キィィィィッ!!」とジャンを責めるアフレコまじうめえええええええ!!!これがブースの外で拍手が起こったってやつかなぁ。ほんと凄かった。ジャンの目の前に顔がヌーッと出てきた瞬間思わず仰け反ったもん。当初はビジュアル面のてこ入れとして追加されたんだと思うけど、こうまで強く憎たらしいラスボスになってくれるだなんて思ってもみなかったよ。なんたって世界中で語られている龍やらドラゴンやらは全部ロンなんだもんなwwwwwてことはあと数十分後に登場するビルの合間に住んでるなんとかドランもおまえなのかとwww。しかもそれ言ってんのがあのねこなもんだから、せっかく怖いというか凄い台詞だってのにいまいち言葉に重みがないってか適当なことばっかいってんじゃねーよwwwて笑っちゃったもんなー。ロンのアフレコ台無しw。
で、そんなロンが真の姿・無間龍となりジャン(ゲキレンジャー)に襲い掛かろうとしたその瞬間危機一髪のところで三人を突き飛ばして助けてくれたメレ様が無間龍の口に咥えられて・・・・・・
そんでゴキュッって!ゴキュッって!!ロンがメレ様をゴキュッって噛んだよ!?!?!?
何その背骨が折れるリアルな音・・・・・・・これ子供番組だよね・・・・・・?思わずいーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーー!!って頭抱えて叫んだわ・・・。恐ろしい・・・ロンほんとに恐ろしい・・・・・・。
無間龍の口からボロ雑巾のように落下したメレ様の元に駆けつけるゲキレンジャー
ジャン「なんでだメレ・・・なんで俺たちを庇ってくれたんだ・・・」
メレ様「あんたたちが・・・カクシターズだからでしょ。(ジャンの胸をドンっと叩いて)しっかりしなさいよ」
うぉー、メレ様とんでもなくカッコイイ。カクシターズって言い続けてたのはこの瞬間の為だったんだな・・・。
そこへフラフラと呆然とした足取りで歩みより、メレ様が必死で伸ばした手をぎゅっと握る理央さま。
メレ様「理央様、申し訳ございません。メレは先にまいります」
理央さま「ああ・・・
(メレ様の頬を優しく撫でて(涙を拭ってあげたのかも))
だが、1人にはさせん。
(メレ様をギュッと抱きしめて)
あと少しだけ待っていろ」
それを聞き、心底幸せそうな、安心した笑顔を浮かべたメレ様は
「はい」
そうしっかりと呟いて、一筋涙を流す。その涙が頬の途中で消え、メレ様の身体は理央さまの腕の中で砂となる。
メレ様の欠片(砂)を拳の中でギュっと握り、自分の胸の真ん中をその拳で一突きし、
「メレ・・・俺もすぐに行く」
目を閉じてメレ様の欠片(砂)を握った拳に口付けをする理央さま・・・。
無理。朝っぱらからこんな悲恋見せられて1日どう過ごせと・・・この滝のように流れてる滂沱の涙をどうしろと言うんですか・・・(感想書いてる今も思い出して涙目になってるし)。
そして理央さまはジャン・レツ・ランに臨獣拳アクガタの全ての臨技を伝授。
「正義の心で臨技が使われることがあるならば、マク、カタ、ラゲクをはじめとする俺たち臨獣殿の存在もわずかなりと意味を持つ。・・・俺達を、お前達の手で未来へ連れて行ってくれ!」
・・・ああ、理央さまは最後まで臨獣殿の王として死ぬつもりなんだな・・・。「俺たち臨獣殿」なんだな・・・。
そんなこと言われて「いらねえ!そんなズシズシ!理央、おまえが持て!!最後までお前がワッシワッシで持ち続けろ!!じゃねえと俺、ギョオンギョオンに強くなっちまうぞ!いいのか!?お前追いつけないぞ!!」と半泣きで言うジャンに、もう美!!おもいっきり美しい苦笑を浮かべる理央さま!!!
理央さま「どうだろうなぁ。俺は負ける気はないぞ?」
ジャン「なら勝負だ・・・。お前のライオン拳と俺のタイガー拳、どっちが強いかもいっかい勝負だ!!お前なんか・・・・・・ギタギタだからな・・・」
理央さま「ああ・・・約束だ」
そう言ってジャンの拳に自分の拳をコツンとぶつける理央さま。
「その時を楽しみにしていよう・・・・・・ジャン」
ジャンって!!理央さまがジャンって呼んだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう。デカレンの「相棒」に匹敵するカタルシス!!しかもその「ジャン」って言い方が優しくて切なくてさぁー、うあーだめだー思い出すだけで泣きそうだー。
「これが最後の臨獣拳だ」と最後の臨気凱装し、
「ロンよ、これもお前の筋書き通りなのか?俺はようやく本当の強さを身につけたぞ。仲間が・・・俺に戦う意思と力をくれた。食らうがいい。臨技 大解放!!」
ロン(無間龍)の口の中に特攻し、体内で全ての臨気を爆発させる理央さま!!
自らの身を賭して無間龍を爆破した理央さまは、次の瞬間あの雨の場所に立っていた。やがて雨がやみ、光が満ち、理央さまが顔を上げた先に立っていたのはメレ様!!!!!理央さまの元に歩みより、そっと差し出されたメレ様の手をとった理央さまは、メレ様とともに光の中へと並んで歩き、消えていく・・・・・・。
なにこれ・・・なにこの神シーン・・・。これまでずっと理央さまの憎しみと哀しみと怒りの象徴だったあの場所で、雨が上がり光が満ちそしてメレ様がいる、あの場所に・・・。理央さまを縛り付けていた全てのことから解放された瞬間に、震えました。哀しくて美しい最期に号泣しながら感動でぶるぶる震えたわ。メレ様とともに、どこかで、それこそ江戸時代の時みたく呑んだくれ亭主としっかり者の妻として仲良く生きていくんだろうな!よかったな二人とも!ほんとよかったよ!!・・・・・・・・・・・・でも悲しい、嬉しいのに悲しいよー。
不死身だというロンはやっぱり生き返った(というか理央さま捨て身の攻撃でも倒せなかった)けど、あの場にいたのがロンだけだったということはサンヨさんは復活できなかったんだよな?ロンの不死の部分を請け負ってたというサンヨさんが復活できなかったということは、ジャンたちの目の前に再々度現れたロンが最後のロンなんだよね、きっと。理央さまの特攻は無駄じゃなかったんだよ!全ての臨技を受け継いだゲキレンジャーが、ジャンはマクさんの、レツはカタさんの、ランはラゲク姐さんの技を使ったりしたらめったくそ燃える!!そんでもって理央さまが残した腕輪を自らの腕に嵌めた(ちょうモエス!!!)ジャンが理央さまの技とジャンの技を融合して編み出した新ゲキワザでトドメさしてくれちゃったりしたらもうもうもう・・・泣きながら両手でガッツポーズするね!!!


次はいよいよ最終回。年末あたりはもう諦めモードに入ってたというかもうどうでもいいや・・・ってな気分だったのに、この終盤でのぶち上げっぷりは正直ビビッてますw。わたし毎週泣いてるもんw。なんとかこのまんまの勢いでゴールしてもらいたい。もう泣かせてくれなくていいからw最後は派手にドカーン!とロンをぶっ倒して爆裂笑顔のジャンが見たいです。