『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ3「運転屋が止まらない」

その回のメインストーリーの背後で大也とブンブンは日々「夢」をかなえるための作業を行ってるという描写をちゃんと入れるみたいだし、戦隊側も敵側もキャラの解像度が着実に上がっていく作劇がとても楽しい&気持ちがいいんだけど、今回の苦魔獣に切られて爆破した車に乗ってた人って確実に死んでますよね・・・。
サンシーターのみならずその上司のマッドレックス隊長も「バカ」っぽいし、集めてるのも「ギャーソリン」っていうぐらいだから文字通り人間を「ギャーギャー」叫ばせる程度のならず者集団ってなつもりでいるんだけど、このノリでサクッと人を殺っちゃってるんだとすると思ってるよりエグイ組織なのだろうか。

それと今回の話、今はキャラクターの肉付けとロボの販促に注力するターンだからキャラを動かすためだけのサイドストーリーでいいとは思うものの、ミラの話としてはこれでいいんだろうけど依頼人の少年は作った鏡が割れてしまったから「こんなんじゃお祖母ちゃんにプレゼントできない」と言ってるわけで、それをそのままただ単に「届けてあげようか?」→届けました で終わるのはなんか違う気がする。少年の気持ちに対してやや無頓着な印象を受けたかなーと。

割れてしまったものをお祖母ちゃんにあげられないと思って少年は悲しんでたわけで、お祖母ちゃんにお茶をすすめられるミラを離れたところから見てる大也とシャーシロで終わるのでなく、少年に「お祖母ちゃんにちゃんと届けたよ!」とテレビ電話で報告して、お祖母ちゃんが少年に「ありがとう」って言うのをニコニコしながら見てるミラを遠くから見る大也とシャーシロとかさ、少年とお祖母ちゃんを繋げるところまで描いてくれたら文句なしに面白かったと言えるんだけど。