『大奥』第10話

いやいやいやいや、異父兄弟で全く同じ顔はないやろ(笑)。
とは思うけど、上様がれっきとした「徳川の血筋」であることが明らかになってよかったー。
まあ家重クズだし、そのクズの血が流れてるってのはどうなん?とも思うけど、そこはやっぱり「徳川の血」に勝るものはないだろうし。
(それを言うなら上様の母親は将軍の側室であり次の将軍の母という立場なのに、役者との間に子供を作るとか完全にアウトで同情の余地ナシなんだけどそんな話でいいのだろうか)

ようやっと胸倉つかんで田沼にビシっと言ってやったのに、上からしか物事を見たことがないくせにと言い返されてしまう上様にぐぬぬ・・・となるも、悪事を働かずとも実力と才で地位をつかむことができたのに、悪事がバレて地位を失う今それを後悔しないのか?という詰め方はお見事です上様!。

でもやっぱり結核か・・・。田沼に偽りの真実を与えられてから一時も休まらなかったであろう上様の心が安らかになり、御台とともに「これから」だというのに、あれだけ大量に吐血してるとなるともう長くはないのだろうな・・・。

で、定信よ。
寝てる貞次郎に向かって何者かの手が伸ばされてるカットは猿吉を斬ってしまったもんでいよいよ自分でやらねばならぬと覚悟をキメた定信だと思わせて、実は上様でした。このままでは貞次郎の命も奪われてしまうってんで貞次郎は死んだことにしてお品とともに城下へと逃がしたんですよってなことだと思うけど、定信(の扱い)はこれどうするつもりなんだろう。定信の野望という意味でも大奥という作品という意味でも。

歴史的にはこの先老中になるんだよね?。今のところ猿吉の背後にいるのが定信であることはバレてないし、猿吉の遺書に定信の名が記されていないならこの先もバレるとは思えない。
でも死の淵にいる家治に対する復讐心・嗜虐心で実は俺が裏で糸を引いていたのだとバラして「お前のその顔が見たかった」とかやりそうな気はする。
そしてそんな定信に「この国の未来はお前に託す」とか言っちゃう気がする、上様は。

なんにせよ、最終回は定信大暴れですよね!。たーのーしーみー!。