『大奥』第7話

前回の感想でダテ様定信が全員まとめて殺してしまいそうなオーラを放っていると書いたんですが、まずは御台のおなかの子、次に竹千代、そして家治と、まさに全員殺すつもりマンマンっぽくて盛り上がってまいりました!。
松島も田沼も邪魔だろうと思ったけど、家治を殺る気ならば次の将軍になるのは定信しかいないんだろうし、なってしまえば田沼も松島もどうとでもなるということか。

でも「なってしまえばどうとでもなる」ってのは家治にはあてはまらないのだろうか。
家治母の遺書なるものを「証拠」として田沼がお品を側室にすることを強要してたけど、黒いものも白だと言えば白になるじゃないけど将軍である家治が「そんなものはでっちあげだ」と言えばそれで終わりそうなものなのに。

まあ家治がそれを言えないように田沼がマインドコントロールしてるってことなんだろうけど(だってもし自分が将軍の血を引いていないとなり死罪となったとしても、天皇の孫姫様である御台がなんらかの「罪」を負うはずがないじゃん。騙された側なんだから朝廷が幕府に責任取れと言うでしょうし、その場合責任を取るのは幕政のトップである田沼でしょ。本来それぐらいのこと理解できない上様じゃないだろよ)、それはさておき上様よ・・・そんなメンタル状態で「御台の家族」をよく抱けるなと・・・。
お知保のときも同じことを書いたけど、どんなメンタルでもどんな相手にでも「仕事」ができる上様はやっぱり将軍の血筋だとわたしは思うよ?。

御台は早産でおそらくお子はすぐ死んでしまうもしくは死産となるのでしょうが、薬を盛られたせいだとは誰も考えないだろうし、タイミング的にお品に裏切られた精神的ショックが理由ってことになるんだろうな。
お品はまあ大奥のしきたりを破った自業自得だから死ぬほど苦しめばいいとして、御台はどうなっちゃうんだろう。上様の手を振り払ってしまったし、御台の心を支えてくれる人がいないじゃないか・・・

って、そこで定信か!定信が御台の傷ついた心を癒すんだな!?
定信の暗躍に田沼ですら気づいてないみたいだし、この作品で最も極悪かつ狡猾なのは定信なのではないか?。