『正直不動産2』第6話

そもそも果樹園をやっているという親との関係が悪くないなら家賃を滞納しているという状況を話すべきだろうと、払わねばならないものを払わずにいるのが現実だけどそれでも娘の夢を応援するのか?というモヤモヤを、祖父がマダムに溺れたせいで作った借金を背負わされたというクソみたいな理由で苦労する両親を見て育ち、両親の死後は親戚たらいまわしという生い立ちの十影とどう結ぶのかと思ったら、十影は「言葉が足りないだけ」でしたというオチでガッカリ。

安い家に引っ越せばそれで解決するならそれを思いつかない月下が無能だし(まあ滞納分の家賃はチャラとしてもらえたことは月下の交渉の結果、ということなんだろうけど)、十影の生い立ちは気の毒だとは思うけどそれが現在の言動であり性格の理由にはならないだろう。
十影の過去を掘り下げてもそれを知った永瀬と月下の堪忍袋がちょっと大きくなったというだけで、それ以上の(物語における)意味があるわけでもないし。

ていうか、前回の感想で松田悟志演じる顔テカの黒須をカンフル剤にするつもりなら馬場徹演じる藤原がいるだろうと書いたんだけど、桐山さんがズバリ「カンフル剤」と言っていて、ますます藤原という新キャラのいる意味って・・・。

「永瀬が藤原に借りを作った」ことがどんな広がりをみせるのだろうかと楽しみにしてたのに、こんなどーでもいいことに使われてしまってもう心が折れそうです・・・。