『正直不動産』第7話

(まさかの月下ってセンはさすがにないだろうから)桐山じゃないならば「ミネルヴァのスパイ」が誰でもいいかなーとは思ってましたが、え?課長?誰・・・?。
桐山が辞めた理由はスパイ疑惑とは(桐山的には)直接の関係はないのでしょうが、永瀬を筆頭に社長たちから自分が疑われていたという事実が桐山の心を傷つけ退社を決意する遠因にはなったとわたしは思うので、こんな誰だか知らん人間のせいで桐山がいなくなってしまったことは虚しすぎる。多分この課長があの人だったんだろうけど。

みんなが永瀬のように強いわけではないと言い残して登坂不動産に背を向けた桐山の後ろ姿の記憶がまだ鮮明なのに、一気にモテ期に突入してる永瀬がなんかムカつくわw。

でも大学生の永瀬は問答無用のイケでした。劇中設定10歳(ぐらい)下でもぜんぜん通用するやましたさんさすがッス。


前回の感想でライアー時代の永瀬が桐山さんより売り上げが上だったのは信じられないと書いたけど、条件として出された宅建だけでなく取れるだけ資格を取って不動産業界に飛び込んだあの過去を見せられたら「嘘だけ」ではないことは明らかだよね。ちゃんと努力をし準備をし知識を備えたうえでの「嘘営業」というスタイルだった、ということなんだね。

で、永瀬の正直営業のおかげで二転三転した今回の自宅売却話ですが、正直永瀬のアドバイス(子供なんてすぐ大きくなるから砂場遊びなんてあと1.2年で卒業するだろうし祖父母の家に遊びに来てくれることだってどんどん少なくなるわけで、その時にじゃあ改めて売却しようと思っても資産価値は今より低くなることを考えると果たしてその理由でいいのか?と思いつつも)によって売却するのを辞めました、めでたしめでたしといういつものパターンではなく、娘に「私と子供のことは気にせず家を売って現金を手にしろ」と言われたことで売却することにしました(その結果永瀬の営業成績に繫がる)という結末だったのはちょっと驚いた。

と同時に、生活は年金頼りで月によっては収支が赤になることもあるという夫婦が自宅を担保に銀行から金を借りるとしても、返済能力はないに等しいだろうから結局のところ家を銀行に売ったと同じことだろうと、売却すれば4800万という現金が手元に残るけどリバースなんたらを契約した場合は4800万を銀行から借りることになるわけだから利子分目減りすることになるだろうし(賃貸住宅の家賃と比べたら利子のほうが少ないかもだけど)、両親の死後自宅は銀行のものになるわけだよね?と。「旅行に行くより孫の成長を近くで見ていることのほうが幸せ」という夫婦のことだから売却した4800万をバンバンつかうってことはないだろうし、いくばくかの現金を残して死ぬ可能性が高いだろう。そしてそれは娘である自分に遺されるだろうからここは売るしかないっしょ!!
と娘は計算したのではないか?とか考えてしまって自分で自分がイヤになりました・・・w。


しかし「風」にも慣れて抵抗しようとする永瀬はいいんだけど、口を押さえて部屋からでて扉を閉めるも風の力で扉が開きそうになってるって、アレ永瀬の心の中のイメージ描写かと思ってたのに物理的にあんな強い風が吹いてんのかよw。