『仮面ライダーギーツ』4話「邂逅Ⅲ:勝利条件」

ヒロインというポジション的に祢音(と奏斗)が助かるのは既定路線として、その理由・方法は解毒剤だろうと思い込んでたんで、『ゲーム終了時点までに発症しなかったら「ゾンビに噛まれて感染した」ことそれ自体が「無かった」ことになる』という、「ゲーム」と謳っておきながら勝利条件を後出ししてきたことはそれとして、英寿様の直接の手助け無しで祢音が諦めることなく自分の力で「勝利」を掴みゾンビになることなく脱落せずに済んだ、という展開は良かったと思う。対して奏斗は・・・というところも含めて。

ゾンビ化こそ免れたもののポイント最下位で脱落することになった奏斗だけど、DGPから脱落ですという言い方ではなく「仮面ライダー失格」ってのはどういう意味なんだ?。
一応「ジャマトから人々を守るため」ってのを前提としている以上、仮面ライダーはイコールそのための戦力・戦士というポジションと考えるならば、ポイントを競うゲームにおいて最下位ってことは戦闘能力が最も低いということになろうわけで、戦力として「失格」ですってなニュアンスだろうか
次回は残りライダー奇数なのに「ペア戦」って一人余っちゃうけどどうすんだ?と思ったら6人いたけど、「失格」の場合は戦力=仮面ライダーが補填されるとか?。
そこいらへんは次回を待つとして、ギンペンとは消滅時のエフェクトが違ってたし、ジャマトの攻撃を受けた者は文字通りの消滅(現実世界でも行方不明扱い)なのに対し、アイテムをゲットしろというミッションをクリアできないとかポイント最下位といった条件によって脱落(失格)した者とはその後の扱いが異なりそうではある。

で、終了時点でゾンビになってなければ助かるって結構重要な条件・ルールだけど、ナーゴはギーツと交流を深めたことでそのルールを知りそれに賭けることができたけどダパーンはバッファと組むことを“選んだ”から知らずに自暴自棄で自滅する結果になったと。
その理由として人間性を挙げることはできるけど(でも奏斗はまだ高校生なんだよなー)、先でも書いたけど『ゲーム』なんだから『ルール』はしっかり提示しなきゃダメだろとは思うかな。
叶えたい世界が「人類滅亡」だという人間にゲーム参加者が自分は知ってるルールを教えないと判断することはいい。ギーツや恐らく知っていたであろうバッファがダパーンにゾンビにならずに済むかもしれないよと教えてやらなかったことは「駆け引き」の範疇だと思うしね。
だけど運営側はそれじゃダメだろと。今後もこういうことが続くとなんでもアリになっちゃうし、ルールは全て最初に提示するという線引きは必要だと思うんだけど。
まあ4話にして既に『運営が真っ黒』感はアリアリだから運営に公平さを求めても無駄だと言われたらはいそうですかとはなるけどさ。