『竜の道 二つの顔の復讐者』第6話

前回泣きながら「一緒に行く」と宣言し、2人でひとつであることを確認しあったというのに、竜二はなんでそういうこと言うかなー。

と見た瞬間は思ったんだけど、完全にアウトだと思った「殺させないために小市さんを警察に売った」発言をよくよく考えるに、泣きながら抱き合った時点で竜二はもう竜一のことを信用してなかったんだな。同じ「埠頭で抱きしめ合う竜一と竜二」でも、1話のラストでのそれは復讐を誓い合う文字通り2人でひとつであったけど、前回のラストのそれは2人の心がすれ違った、2人の道が違ってしまった瞬間だった、ということだったのか。

前回まではここからどうなって1話冒頭のあのシーンになってしまうのか、気持ち的にはまったく理解も予想もできなかったけど、竜二の裏切りというかやったことに対し「小市さん生かしておいて良かったな」と笑いながら言う竜一と、そんな竜一を見る竜二の目を見てしまったら、あのシーンと直結できてしまった。

そして源平夫婦の掘り下げがなされたことで源平に対する憎しみよりも哀れみのほうが大きくなってしまった今、晃はもちろんまゆみだってもはや同情の対象になってしまった今(晃の動向を心配してたけど、あそこまでやって母親の一言(+手紙)で「やっぱりできません」となるだなんて、情けないと思うと同時に安堵した。所詮跡継ぎの器じゃないってことで、へんな言い方だけどその程度の存在で済んでホッとしたわ)、どういう気持ちで2人の復讐を見ればいいのかわからなくなった。


なのでとりあえず憂いたり悩んだり苦しんだり泣いたりしてる竜一と竜二の無駄にかっこいいイメージショットみたいなやつをください。