『私の家政夫ナギサさん』第6.7話


わたしはこのメイという人間が好きじゃないんだなーということを確信したナギサさんの過去回でした。

雇用契約を結び対価を払うことで家事という業務を代行してもらってる(だけの)相手のプライベートを根掘り葉掘り聞きだそうとする時点で「ないわ」なのに、偶然見かけてナギサさんを尾行して、家に上がり込むために仮病を使い、料理を作らせ、過去のトラウマから過剰に心配するナギサさん(にも問題があるにせよ)を強い口調で追い出し、契約時間外だというのに自宅に行かせて資料を届けさせ、休暇を取ると聞いたら家に押しかけ、「話を聞くまで帰らない」と居座り宣言し、箸尾さんに勝手にコンタクトを取り夜間にナギサさん宅まで連れて行くとか、全ての行動が非常識・自分勝手すぎて多部ちゃんじゃなかったらマジ無理レベル。
これぐらい強引にやったからこそナギサさんを呪縛から解き放つことができたんだと言われればそこはまあ否定しないけど、でもこのことだけじゃないからね。

話的にこっちはどうでもいいんだけど、友達がプロポーズするほど本気でアタックしてる相手が隣に住んでることを「言うタイミングを逃した」という理由で隠してたくせに、その友達に「あの人あんたが好きなんだよ」と言われたらその友達の気持ちを考えることなどなく「その気」になるのもヤな女だなーってなもんだし、それ以前に結婚を前提に付き合ってほしいと真剣に言ってくれてる相手を放置して別の男の「告白クルー」ってクソ女じゃん。挙句その告白をスルーして用事が出来たので失礼しますってさあ。多部ちゃんじゃなかったらただの性悪女。

そう。「多部ちゃんじゃなかったら」ってこれですわ。具体的に名前を上げるのは控えるけど、あまり好意を持ってない女優がメイを演じてたらいくら南朋さんでも無理ってリタイアしてるわ。早々に。確実に。

でも多部ちゃんだからここまで見続けることができてるわけで、おかげで丸首セーターのナギサさん(お母さんのお見舞い時に着てたやつ!)を拝むことができました。仕事着ではおじさん以外のなにものでもないのにオフ時にとなると色気を漏らしてしまうナギサさんに思わず「ほらーーーーーーっ!!」と鼻息荒く声に出して言ったよねw。

つーかナギサさん、ああもあからさまに態度がおかしくなり、トラウマメモ帳をあんな顔でメイから奪い返し、仕事もまともにこなせず、しばらく休みたいと申し出るほどだというのに、メイにあんな調子で「話してくれるまで居座ります」と言われたぐらいで「メイさんには敵いませんねぇ」なんつって話始めちゃったのにはズッコケました。ナギサさんチョロイな!w。