『私の家政夫ナギサさん』最終話


開始当初は家政夫という“家の中にいる他人”が母と娘たちの、ひとつの家族(と、もしかしたらその周囲の人間も)の関係性を良いものにするドラマなのかと思ったこともありましたが、最後まで見終わってみれば単なるラブコメってだけでした。
そういうことであるならば、


亭主関白Verのナギサさんをもっとください!!!

関白宣言の歌詞を読んだ結果、エプロン?を肩にバサっとしながら「遅かったな」とか言うナギサさんもいいけどメイの妄想のなかで腕を組んで柱にもたれかかるツンデレのツンVerのナギサさんを!もっと!もっとください!!!!!!!!!


トライアル2日目のメイをお見送りするナギサさんくっそ可愛かった。手を振るのも可愛いけどお弁当バックをアピールするメイに両手でオッケーするのなんだよあれ。あんなかわいいおっさんありかよ(自分が寝たベッドにおじさん臭用消臭スプレーするならわかるけど、寝る前にシューシューしてんのなんの意味があるのかと笑ったわw)。
この翌日に「人間ドッグの結果で心電図が再検査になったので怖くなって置手紙を残して家を出たあと連絡を全て無視する」とか最後の最後でナギサさんのキャラ、人間性を台無しにする行動をさせたことは許せん!ってなところはあるけど、それだけテンパってたんだねナギサさん・・・と、それも可愛く思えてしまうぐらい、ナギサさんは可愛かった。かわいいキャラに育ってくれた。

ナギサさんの健康問題について「そうなったときに考える(金出して介護のプロを雇えばいい)」というメイの考えが語られただけで(このやりとりは現実的という意味でもメイのこういう解決ズバッと!なところにナギサさんは惹かれてしまったんだなーとう意味でも良かったと思う)、「結婚」という契約に対する現実的な話し合いをする(描く)ことなく一気にハッピーエンドに持っていったことはこの作品を見てるあいだ常に頭の片隅にあった逃げ恥との比較として物足りなさというか、最初に書いたように「単なるラブコメ」で終わってしまったなーという感じだけど、お互い「好きです」と言い合ったあと(不器用で真摯な告白が実にナギサさん!)、助走距離を取ってダイビング抱きつきしてきたメイを抱きとめるナギサさんがくっそぎこちなくって、大森南朋ならばいかようにもカッコよくエロく!できるだろうに、最後まで「おじさん」な南朋さんは新鮮でたいへんよろしかったです。冨田靖子にも最後の最後でサプライズがあったしな!。