『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第14話「黄金の戦士」

追加戦士登場回でしたが、感想としてはこの一言。

ちょっと何言ってるかわかんないです

これのみです。

婚活キャラであることはいいよ。総理大臣の話と絡めるとよくはないけどそこはもういい。

・デート相手にフラれたところへ現れた女に即乗り換える追加戦士
・アカネと名乗ったその女と価値観が合うねと意気投合しかけてるところへアカネの「恋人」とやらがやってくる
・一旦は体調を崩した恋人と共に去るアカネを見送ったものの恋人の家まで押しかけて(尾行したってことだよね)、アカネは恋人の家にいまさっき知り合ったばかりの男を招き入れる
・アカネの恋人の仕事は「水商売」で、アカネは男にブランドものを貢ぎまくってる
・地味で化粧っ気もなく自分のためには一切お金を使わず恋人に尽くしてる(っぽい)アカネではなく「女にブランドものを貢がれてる水商売の男」がマイナソーの生み主

なにこれ。日曜朝の子供&ヒーロー番組でなぜこんな話になってんだかわかんないんですけど(ついでに言うと追加戦士の存在を知るキッカケが「盗撮」ってのも)。
雷の力を使う追加戦士に対し、その力を活かすため、現時点の最強戦力であるメラメラソウル=火の力が通用しないという展開にするために「水を操るマイナソー」を出すのはいいけどそのために用意するのが「水商売」ってほんとなに?。結婚相手を探す新キャラの登場回で絡む相手が「ホストにブランドもの貢ぐ女」ってまじでなんなの?。つーかその女がなぜ「女にフラれたばかりの男」に近づいてくんの?。
挙句「アカネにはカズマが必要だ。俺ではアカネを幸せにすることができない」っつってマイナソー倒してたけど、彼氏持ちのアカネがなぜカナロに近づいたのかわからないのに「アカネの幸せ」とか言われても、それを理由に戦われてもなんにも響かないし、それにより身体の状態は回復したとしてもカズマは借金取りに追われながらホストで金を稼ごうとし、アカネはカズマを支えると言いながら貢ぎ続けるだろうわけで、ヒーロー番組として、それ(ヒーロー番組であることを)取っ払ったとしても話として成立してないでしょ。


敵のほうも新しい上司に「働く意味なんんて考えちゃだめだ・・・無駄な考えは捨てよう・・・ただ身体を動かせばいいんだ・・・」と気を失うまで働かされるクレオンとか胸糞すぎるし(ただ「身体を動かす」ことだけを求められてるわけじゃないからね?体液を絞り出すことを求められてるからね?)、つーかマイナソーって人間のマイナス感情を元(エネルギー源)にして生み出される存在で、マイナソーが成長しきったら生み主の人間は死ぬってことはマイナソーと生み主は1対1の関係だろうに強いマイナソーが出来たからそれを大量生産しろって意味わからなすぎるんですけど。以前双子のマイナソーが出たことがあったけど、あの時は生み出された時点で双子だったよね?。カズマが生み出したマイナソーが「水を操る」のはまんま「水商売」だからだろうに、同じ能力を持つマイナソーを大量に作り出すことができるとか話が全然違ってくるじゃん。

過去にも「酷いな」と思う作品はあったけど、(前回今回と)ちょっとこれはそれらとは比較にならないレベルの「酷さ」だよ。
土台がそれなりにでもしっかりしてれば上物が多少酷くても見ていられるし、いっそ上物を作り変えてしまうこともできるかもしれないけど、この作品はその土台がぐらぐらどころか腐って崩壊寸前だもん。それなのにまだ1クール目が終わったところだなんて、マジで危機的状況だと思うんだけど・・・。