若林とのぶおとじゃかなり体重差ありそうだし、受け止める半数が女子であることを考えると「布」じゃ落下の勢いを殺しきれないのではなかろうか・・・ってのはそれとして、お涙頂戴の最終回にならなくてよかった。
明智が会見を開き、長井先生や生徒たちの奮闘によりせっかく復帰が叶ったというのに(あの状況でノコノコ職場復帰できる矢野先生もなかなかどうして図太い神経してるわよね)「他にもやりたいことあるから学校辞める」と言い出したのぶおに対し、「いいんじゃね?」という明智以下生徒たちは「のぶおの夢を自分たちが叶える」ってんで「俺たちの卒業式」を開催すると。
現実の卒業までまだ1年以上ある(設定だ)というのに「卒業式」などというキーワードを用意し、ここで卒業式をやるということは、やっぱりのぶおは実際の卒業式を迎えることなく死んでしまうからなのか・・・と思いきや、ピンピンしてましたー!ってんで「俺のスカート、どこ行った?」&恒例のヅラ落としで締めるという、明るいエンディングでほんとによかった。
まあ糸ちゃんとスミスだっけ?今カレと元カレ安岡が揃って旅に出るってところで「あ、のぶお死なないな」と思ったけどね(笑)。
つーか余命があとどれくらいある時点で教師になったのかわかりませんが(さすがに余命が過ぎてるってのに教師になったってことはないと思うので)、現実の卒業式まで生きていられたってことは2年かそこいら「余命宣告オーバー」してるってことだよね?。
・・・・・・・・・もはや余命宣告そのものが間違っていたという話なのではなかろうか?w(もしかして余命宣告なんてアテにならないというメッセージも込められていたのだろうか)(俺のスカートどこ行った?から土手を走る初回のリフレインは現実ではなくのぶおは既に死んでいる、という解釈もできるけど、わたしは普通にまだ生きてるってことだと受け止めたい)。
学園ドラマとして見るならばメイン生徒とその他生徒の扱いのバランスはよかったとはとても言えないけれど(その理由はわかってる)、最後にきっちり全員をワンショットで映した(それも卒業証書授与とのぶおの点呼の2回)ことはとても好印象だし、おかげで清々しい気持ちで見終えることができました。生徒たちみんな演技ではないであろういい顔で笑ってて、(映像には残らないところで)のぶおであり古田新太からひとりひとり言葉を貰ったことによる笑顔なのではないかと思うのだけど、それはきっといい思い出であり経験になるんだろうな。
ていうかメインの三人な。このドラマは彼らにとってあらゆる意味で躍進のキッカケになるだろう。最終回の明智とかベタ中のベタなカッコよさだったもんな。東条も可愛かったし。
そして田中先生!。荒川良々や大倉孝二、そして古田新太とガッツリ芝居する桐山漣を見ることができたことはわたしにとって非常に有意義な三か月でした。卒業式でバッグからむき出しのおいなりさん出されて食べさせられたのはふるちんのアドリブだと思うのだけど、「タンス臭い・・・」って返したのよかったわよれんれん!。