『獣になれない私たち』

方向性というか、面白味がまだ見えないのはそれとして、男性陣(性格的に)ロクでもないやつしかいねえ(笑)。役者的には好きなひとばっかりだけど。
あ、うそ近藤公園さんのSEは頼もしかったわ。でも近藤公園だけにそのうち顧客情報持ち出して退職(連絡取れない状態)しそうな気しかしないw。
とりあえず初回は人物相関図の説明と、ラストでガッキーがぷっつんしましたってだけだったので、ここからどう関係性が変わっていくのか、どんな話になっていくのか興味はあるけど(特に黒木華ちゃん)、「面白そう」とは思えなかったのがどうかなぁ・・・。
「ガッキーが可愛ければそれでいい」という風潮のなか、ガッキーの笑顔を「キモい」と言わせてしまうところに意気込みと企みを感じなくはないけど(ていうか松田龍平に「笑顔がキモい」と言わせるところがとても意図的w)、オフィスファッションを自分の好きな格好に変え「業務改善要求」をワンマン社長につきつけ宣戦布告はいいとしてもこの格好がまずガッキーに似合ってないし、晶のキャラとしても違う気しかしなくて(自席についてもサングラス外さないとか笑えない)、なんかピントがズレてんなーという印象が最後まで続きそうな予感がするのがなんとも・・・。終電にフラッと飛び込みそうになった自分に驚き怯え腰を抜かしたあとで行きつけのバーでビール呑んで「恋がしたい」ってのも行動としてチグハグさが否めないし。
この流れなら会社のことなんか知らねーよって辞表叩きつけそうなもんだけど、そうはせずこんな中途半端な抵抗・反逆しかできないから「獣になれない」ってことなのか?。そんなガッキーとの対比として黒木華と菊池凜子というキャスティングだとか?。
晶の日々、ギリギリまで頑張りながら報われることがない毎日がなまじ「わかってしまう」だけに、だからどうする、なにをする、なにを考えるってところにドラマ的な楽しさだったり救いのようなものを求めたいところなのに、「なんでそうなる?」ってな展開であったこと、この先もこんな感じであるならばそのズレを楽しめるかどうかが鍵になるかなー。