『Doctor-X 外科医・大門未知子』OPE.3

2回連続で300万からの手術費を晶さんにぶん取られてるけど、あの金ってどっから出てんだろ?。
前回は口止め料込みってことだから蛭間のポケットマネー(患者からの謝礼金をそのままスライド)だろうと思ったけど、請求書の内訳的には今回も口止め料的なモロモロが上乗せされてのあの金額ってなことだったけど蛭間自身には直接関わりはなかったわけじゃん?。手術費用として手術を受けた二人に請求されるんだろうか。だとしたら一人150万以上の金を払った上に左遷されたってことだよね。気の毒すぎる。誰だかわかんないけどw。
そう。今期が面白いんだけどどこか物足りない気がするのは両統括部長とエンケンとフジッキー以外の人間が分からないから(役者としてではなく役として)カンファレンスを含む医局のシーンや手術シーンに人間ドラマがないせいなのかなと思うんだよね。今回は外科と内科の権力争いという構図なのに両トップだけがどんどんと濃くなるだけでその下の兵隊たちは一向に描かれないのが勿体ないなーと。
今回本性を見せたフジッキーだけど(手術後に大門との技量の差を思い知らされ打ちのめされてんのかと思いきや、大門を使ってのし上がることを考えてたってのは良かった)、馬淵の夜のお誘い(笑)を断りナースとの情事(ワイングラス片手にテーブルに腰掛け女と向かい合い話をしながらバスローブの裾から手を入れ太ももからその先をまさぐるフジッキーは大層リアリティがあってこちらもよろしかったですw)を選んだのは大門を使って蛭間の関心を買いその娘を落としてのし上がるというルートが見えたから、つまり馬淵を捨て蛭間に付くと決めたからなんだと思ったのに、蛭間にゴルフの誘いを受けた直後に馬淵とゴルフしてるってどういうことなんだろ。そのゴルフでも学会のお伴を断ってたから馬淵に取り入ることをやめたのは間違いないとして、蛭間の誘い→馬淵とゴルフってこの流れが分からない。単に近藤の二面性というか、黒さを描いたってことでいいのかなぁ?それとも学会日程と蛭間とのゴルフ=娘との顔合わせがバッティングしたからお伴はできないと断ったってことなのかな?。
あれだけいがみ合ってた外科と内科の奥さんが臓器交換などという手術に同意し、術後は和解どころか白薔薇会を抜けて外科と内科の懸け橋になるなんてことを言いだしたのも展開的にちょっと粗かったかなーと思ったし、今回はゴチャゴチャ詰め込みすぎてていつもよりも流れが悪かったような。
で、この先その野心と大門の性格を計算に入れて立ち回る狡猾さを買われた近藤は蛭間の後押しでどんどんと立場を強くしていくんじゃないかと思うのだけど、反対に立ち場が危うくなるであろうエンケンさんの海老名が今後の展開のカギを握るっぽいよね。近藤の目的が出世なのか、出世だとしたら具体的にはどのポジションを狙ってるのか、そこいらへんがまだ見えてこないんで海老名がどう動くのかもまだ予想できませんが、大門が大人しく近藤ごときに使われるわけがないんでそこで海老名がどう絡んでくるのか、今後の見所はそこかな。
でもフジッキーは馬淵かオペ看のどちらかに刺される未来が見えてるわけで・・・・・・(笑)。
あーあと突如「公安」なんてものの存在が出てきたんだ。今んとこタイトルである『ドクターX』という言葉が物語の中に全く存在してないしこのままだと今後も出る要素ゼロなんでここいらで投入するために公安なんてものを持ち出してきたのかなと思うんだけど、全10話ってハナシだし、大門と晶さんに関係することではあるけど公安なんて存在まで本筋に絡むとなるととっ散らかっちゃいそうなんで、そこいらへんは次期への繋ぎ要素ってことで今回は適当でも構いませんw。


しっかし外科の教授と内科の教授の妻が同時に発病しててはとこだからHLA型が一致して臓器の交換が出来るって、こんなトンデモ設定普通だったら成立しないだろうに、このシリーズだとそんなに引っ掛かることなく受け入れられちゃうって結構すごいことだよね(笑)。