『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』

神木さんが弁護士だなんて「見えない」のではないか?と思ってましたが、まだ法廷に立ち「異議あり!」って言ったことのないド若手弁護士というキャラクターとしてはまあまあ「見えた」。ピッタリとまでは言えないけど。
それはやはり田辺誠一に劇中で何度も言わせたように「滑舌がいい」からってのが理由として大きいのだろう。滑舌というより口跡がいい。それにより頭でっかちとはちょっと違うかもだけど、法律を自分の力と過信しているというか、法律を武器に自分は何でも出来るんだと思っているというか、その傲慢なまでの無敵感、これを神木さんは上手に出せてると思う。
わたし学校問題を取り扱うドラマってあまり好きではないので(腹立たしさか虚しさか無力感しか残らないことが多いので)神木さん目当てで初回は見るけどやっぱり嫌だとなったら潔く見ないという選択をするつもりでいましたが、教師イジメをする生徒の煽りに他の生徒がしらけまくってて誰もそれに同調しなかった(この女子生徒の人間性の問題であるという扱いであった)んで覚悟していたような胸糞の悪さではなかったし、田辺誠一曰く「劇薬」である神木さんが介入することで学校という場がどう変わるのか変わらないのか、スクールロイヤーが学校を斬る!というだけでなく学校側にも「なるほど」と頷かせることを言う田辺誠一を配置してることで神木さんにも成長なり変化なりがあるのか、まずはこの先が楽しみと思える初回でよかった。