『軍師官兵衛』第41回「男たちの覚悟」

やべえよ嘘ついちゃったよどうしよう殺されちゃうよって官兵衛にすがる忍成くんの小西行長とかやめて。朝鮮からの使者に尊大な態度とる秀吉に汗だらっだら流す忍成くんの小西行長の異様な切迫感ったら見てるこっちが胃が痛くなるわ。もうほんと忍成くんの落ち着かない感と言ったら怖すぎる(笑)。
で、そんな崖っぷち小西行長に助けてくれと懇願された官兵衛が何してやったかというと・・・結局全部利休さんに背負ってもらってて、そりゃ官兵衛は頼んだわけじゃないしむしろそれは自分の役目だと思ってたのに利休が横から掻っ攫う形でそれをもってっちゃったわけだけど、でも結果としては官兵衛の身代わりになって利休が切腹したってことになるわけで、そのくせ最終的には唐入り決定って、官兵衛まじなんもしてねーじゃんと・・・。そのくせ出来る家臣たち相手には「この国を黒田が支える」とかなんとかブチ上げてて、毎度毎度のことながら軍師って一体・・・?と思ってしまう。
でもこのテンションあげあげの父親を含みある表情で静かに見つめる長政はいいわー。以前だったら目キラッキラのばかわんこ面で「朝鮮行ったるぜえええええ!」ってなっただろうけど、今の長政はそうじゃない。父の発言を利用するつもりなんじゃないかってな表情を浮かべてて、ほんと良い顔するようになったじゃないの!ってなんかちょっと嬉しい(笑)。
そしてこれまで小物でしかなかった三成だけど、今回口先だけで見事千利休切腹させたことで「悪役」として開花した感がある。度々挿入される茶々との目配せが想像通りであるならば我が子すら秀吉を操るための道具に出来る男ということになるわけで、なまじ小物顔だけにそんな顔してどんだけ腹黒やねん!という気持ちになってきたので関ヶ原が楽しみ。