『コード・ブルー』第9話

術着に白衣姿の児玉清さんに「大丈夫ですか?」と心配され、降りしきる雨の中P様にそっと肩に手を置かれるガッキーが羨ましかったです。
でもP様のくるくるパーマがちょっととんでもない状態になってて・・・・・・・・・なんでパーマあてちゃったのP様って朝から(わたしこれ朝見てるんです)落ちこみました。P様ならばなんでも素敵☆ってわけじゃないんだね・・・。
てかなんであそこで藍沢たんが白石追いかけるの・・・そこは黒田先生の腕<<<<<<<<<<<白石の腕と言ってのけた緋山が追いかけりゃいいじゃん。

これまでバリバリ治療しまくってきたってのに手を切断した直後に子供が運び込まれた上に腫瘍が発覚・・・・・・今回以前も三井先生を訴えてる相手が運ばれてきたり藍沢たんのばあちゃんが運ばれてきたり地域で一番の救急施設だとはいえ身内が病院のご厄介になりすぎだろと思うわけで、ご都合展開レベルはさほど変わらないと思うのだけどゴンゾウは受け入れられてもこっちは鼻で笑っちゃう。その差はどこにあるんだろう?だなんて考える必要もないですね、演技力です。ゴンゾウの感想では熱意や本気が伝わってくれば大抵のことは受け入れられると書きましたが、修正します。熱意や本気があってもそれを表現してくれる役者がいるってのがまずありきでした。柳葉と奥貫さんは必死で感情を抑えこもうとしてるのが伝わってきてよかったと思うけど、新垣さんはちょっとこれどうしようもないレベルなんじゃないですか。点滴打たれて寝てる顔なんてつるんとしててそれはそれは綺麗だったし、打ちのめされ苦悩してる感じがびっくりするほど伝わってきませんでした。黒田先生の手術に加われなかったのとヘリに乗れなかっただけで(ヘリの前で過呼吸?になってたけどあれ結構なタイムロスだったわよね。つくづく迷惑な女だわ)、それ以外の日常業務は普通にこなしてたっぽいし、なにより黒田の元妻に対して冷静に同意書へのサインを求めたのにはびっくりしたわ。このひと鉄仮面・・・?て。そんでヘリドクになりたかったわけでもなく周囲に流されるがままフェローになっただなんて、そんな人のせいでヘリドクとしての人生をぶち壊された黒田は気の毒通り越してもうなんともいえないわ・・・そりゃ「お前らと出会わなきゃよかった」って言いたくもなるわよね・・・まぁそんなやる気ない奴をヘリに乗せてた黒田のみる目がなかったってことはなくもないけども(黒田のセリフは自分に起きた切断という現実だけでなく、白石や藍沢にこんな経験をさせる羽目になってしまったってのも含まれてたんだろうな)。いきなり母親に「あなたは昔から人に気を使ってばかり」とか言わせたのにはゲンナリしましたが(だってそんな風に見えないもん)、とりあえず白石は一旦実家に帰ってクリームシチュー食べたらいいと思う。それがあらゆる人にとって幸せだと思います。
・・・まぁ予告で平気な顔してヘリから降りてきてたけどねー。


ちょっとだけ思っちゃったんだけど、最初の方で藍沢がなんの感情も込めずに淡々とまだ19だかの若い子の腕切断したじゃない。あの腕をくっつけることはできなかったのかなーと。あの時は自分の判断に間違いはなかったと堂々としてたどころか「面白かった」とまで言ってのけた藍沢だけど、フェローとして様々な患者やスタッフたちと接するうちに人間味が出てきたからこそ今回は自分の判断は正しかったのだろうかと葛藤してる・・・藍沢が成長してる証拠だってことなんだろうなとは思うんだけどさ、黒田をヘリで運んだことで本来運ぶべき患者を運べなかった(もしくは搬送が後れた)こともそうだし、なーーーーんとなく身内優先というかね、あの病院の人達にとっては普通の市民の腕<優秀な外科医の腕なんだろうなってのが透けて見えてちょっとイヤーな気持ちになりました。そりゃ同じ腕でも社会に貢献するという意味で外科医の腕とそこいらの兄ちゃんの腕じゃ価値が段違いなんだろうけど、患者って意味では一緒じゃん。