遠藤 徹『くくしがるば』

くくしがるば

くくしがるば

その顔をひと目みた人はみな即座に砂と化す有馬温泉駅前旅館皇女がご懐妊!?その噂を聞きつけたミカドは幼馴染の鞠麿が開発した超高性能の戦闘能力を誇る新造人間を偵察に遣わした。そして出会った皇女と新造人間忍は、生涯一度の恋に落ちた。腹ボテでは嫌われてしまうと強引な手段に出た皇女と皇女に仕える閻乃魔子(閻魔大王の娘と称するメイド服にネコ耳少女)だったが、皇女から生まれたそのお子はなんとお地蔵様!?一方恋する女子高生に呆気なく捨てられたミカドは行き場のない怒り(やつあたり)を皇女に向け、鞠麿を大将とする部隊を皇女の元へ送り、皇女の力で砂になった人々で作られた砂漠に戦争が始まった!


表題作に加えて、心臓を食べられ支配されることを望む女たちを気持ちわるーく描いた短編も収録。感想は一言。
なんだこれ(笑)
これしかないです。「姉飼」を書いた人なのですが、こんなもんも書けるのか・・・。もうもんのすごくバカな話なんだけど面白かった。お上品・・・は違うな、丁寧という皮を被った戸梶という感じ・・・かな。でも有馬温泉駅前旅館皇女(アホな父親=ミカドに意地悪でつけられた正式名称)の境遇とか、諸悪の根源“粋な生霊、田尻恵子二十九歳A型うお座”の偏執っぷりには姉飼でも感じた生理的な気持ち悪さを感じたわけで、どんなタイプの作品を描こうが、この気持ち悪さがこの人なんだろうなぁ・・・・・・それってちょっとすごいな(引き気味)。


どうしても文句つけたい箇所が一つ。

なあんかオダギリジョーっていうか、ジャニーズ事務所所属って感じのイケメン二人の使者が

オダギリジョーとジャニーズタレントはどっからどう見ても別モンだ。イケメンの代名詞(ですよね?)だからって一緒にするんじゃねえ!