『降り積もれ孤独な死よ』第7話

2024年の現代パートに軸を移し、五味と再会した冴木が記者の森と共に行方不明の少女を探すことになり、少女の背後に蓮水花音の影が・・・という回でしたが、思ったよりもうまく現代パートにシフトできたな。現代パートにさして興味なかったけど冴木がやる気出した途端グッと引き込まれる感じがあった。

成田凌はやっぱ上手いんだろうな。再び暴力衝動を解放させようと思ったところで蒼佑の着信に気づき、留守電に残された蒼佑の思いを聞いて崩れ落ちて泣く冴木に主題歌が重なるシーンは成田凌が好きではないわたしですらちょっと泣きそうになってしまったもんな。
まあ鈴木殴るのになんで手錠を外したのかと、あのまま片手を拘束し逃げられない状態でボコボコにしていれば蒼佑が死ぬことにはならなかっただろうに(加えて拘束して拳銃を取り上げておけば犯人に自殺されるという「最悪の事態」も免れただろうに)とは思ったけど。

そしてお前は一体何者なんだ笠松将!?問題についてはなんら進展がなかったけど、2024年現在も過去と同じ雰囲気でシャバに居ることは判明したんでこれからが本番ということになるのでしょうが、このタイミングで灰川邸の近くから発見された白骨死体と関係があるのかな。

死体の身元は中盤を過ぎてもまだ行方不明扱いの健流だろうけど(健流じゃなかったら逆に驚く)、そこで浮上するのが健流の母親、相関図に載ってる長谷川京子ですよね。

今回マヤが何者かに転落死させられて、そのことを知って「俺たちも殺される」と怯える優麿の汗だく背中を悟が撫でてやってたけど、灰川邸事件の「犯人」である鈴木はとうに死んでるわけで、灰川邸事件の生き残りというマヤとの共通点だけでこれほど怯えるのは不可解に思える。
となれば何か別の理由、心当たりがあるからなのではないか?
とすれば発見された死体と結びつけちゃうよねえ。
死体が健流ならば殺した(あの場に埋めた)のは誰か?となるわけで、灰川邸事件で生き残った者たちがそれを行ったのだとすれば、マヤが死んだことでこれほど怯えるのも納得できるし。
で、マヤが殺されたのは健流の復讐だとしたら、復讐を願うのはハセキョーしかいないだろう。

そしてわたし笠松将は蓮水花音の味方だと思ってるんですよね。灰川邸で鈴木と花音がいるところを襲ってきた笠松将が迷わず鈴木を襲ったのがその理由なんだけど、花音を狙ってる者から花音を守ってるつもりなんだと思ってるんです。

ということは、このドラマのクライマックスは ハセキョー笠松将 ということになるのではないかと。そんなトンチキを期待せずにはいられない。