2017年と2024年を並行して描いているだけで、2017年パートは見てるまんまの時系列でいいと思うんだけど、なんか混乱するわ。
なんで混乱するかというと腹を撃たれて2日間意識が戻らなかった花音がお父さんの遺骨を綿棒でゴリゴリすり潰したり庭で穴掘ったり鍵を腕力でぶっ壊したりしてるからなんだけどw。不死身かよこの女w。
予想通り冴木の後輩刑事・鈴木が「灰川の息子」ということになりそうだけど、その生い立ちがなかなかのハードモードで、そうと解ってみると鈴木の「表の貌」に違和感があったことが腑に落ちる。
そして「連続傷害事件」の犯人は冴木で「灰川邸事件」の犯人が鈴木ということになるならば、野間口さんの警察官人生終わったなと・・・(ここから野間口さんもなんらかの事件の犯人ですってことなっても驚かないというか、そっちのほうが落ち着くななどと思いつつw)。
母親の離婚が成立していない(DV夫に居場所を知られないことを優先した)という理由で出生届を出さなかったということは戸籍がないわけで、でも警察官になれているということは「鈴木潤」の戸籍はあるであろうわけで、そこにどんな事情があるのだろうか。
DV夫に居場所を知られて連れ戻されて夫の子として届けを出された、というのが母子にとっては地獄であっても最も「まっとう」なルートだよな。
でも既に元は佐藤創であった男が戸籍の売買によって灰川十三になった事実があるわけで、それと同じことを息子が行っていたとしてもおかしくはない・・・だろう。
灰川の息子はいつの時点で「鈴木潤」になったのか、まず調べるのはそこだよな。
で、灰川の息子が鈴木ならば、顔中に火傷の痕が残る笠松将はナニモノなんだ?ということになるけど、五味曰く「蓮水花音のまわりには死がつき纏っている」こと、そこに関連性をみてしまうよね。
だって花音の母親の死因は「火事」だってんだもん。
冴木は冗談めかして言ったけど、やっぱりあの状況で即席の火炎放射器を作るってのは異常だよ。殺虫剤とチャッカマンがその場にあったとして、二つ合わせて火炎放射器にするだなんて普通は思いつかないでしょ。
一切躊躇うことなく火炎放射器を笠松将に向けることは不思議じゃない。花音はそれぐらい平気でやれる人間だと思ってるから。
おかしいのは殺虫剤とチャッカマンを火炎放射器にしたことなのよ。
なにが言いたいかというと、殺虫剤とチャッカマンであれほどの火力を作ることができることを「知っていた」からなのではないかってこと。
そしてそういうことならば、その知識と母親の死因との繋がりを疑うのは当然のことだし、そこに酷い火傷の痕がある人物がいるならば、その人物もまた母親の死因に繋がりがあると考えるのもまた当然だよね。
加えて死ぬ前の灰川と火傷の痕が残る男が一緒にいて、警察は二人が共犯関係にある可能性も視野に入れているとなると、火傷男は花音の母親を不審火による火事を装い殺した実行犯かな。
であれば灰川にとっては花音を虐待親から解放した人物になるわけで、敵対する関係ではないだろうし(言い争ってるとかそういう感じはなかったから警察は共犯の可能性を考えてるってことなんだろうし)。
なんで花音の母親を殺したのかといえばそれは花音の犬だからで、自分は花音を守った(守っている)のに拳銃を奪って花音(と刑事)を襲った容疑者として指名手配されちゃったもんでキレ散らかしてたってところか。
一方的に花音に懸想して花音の騎士をやってるつもり(花音は火傷男のことを一切知らない)ってことでもいいけど、わたしとしては花音は笠松将の気持ちを利用して障害を排除させてて、そのことを冴木さんに知られたくないから知人であることを黙ってるってなほうが話としては好みです。
それから気になるのは2024年で記者の森が言った「生き残った5人」にマヤが示した反応だよね。
2017年時点の生き残りは行方不明の神代を含め「6人」で、森は生き残りの連絡先を教えてくれと頼んでいるわけだから、マヤを除いた「5人」という意味ならばマヤが「5人」と繰り返すのは不自然に感じるわけで、公になっている生き残り人数と実際の生き残り人数は違う・・・とか?。
だとしたら蒼佑は鈴木に殺されてしまうのかな。兄貴の電話にメッセージを残したあと行方不明扱いとなって現在に至る・・・とか。
あーでもそれで言うと既に行方不明扱いの神代がいるんだよな。未だに神代を行方不明としている理由は笠松将が神代なのでは?と思わせるためなのかな。もしくは2024年で月島美来の失踪に関わっているのが神代なのでは?と思わせるためか。