『SUPER RICH』第4話

衛と出会ったときの空がなぜあれほど絶望していたのか、その理由と衛の下で働くことになった経緯が明らかになったわけですが(これはよかった。これならば空が「衛さん」に特別な感情を抱くのも当然とすら思える)、かつて自分を追い詰めただけでなく今の仕事まで邪魔をしようとしているパワハラ野郎とのことを「終わらせる」ために相手のところへ乗り込んでいった空は、ネクタイピンかポケットに入れたペンがカメラになっててあの“他社の人間”に対するパワハラ暴言は『今この瞬間世界中に配信されてますよ?』と言うものとばかり思ってましたが、ちょっとまって?ノープランだったんです?メールを送ったことを認めろと、取り消せと、愚直にそう言ってこのパワハラクソ野郎が素直に聞き入れるとでも思ってたんです??

とびっくりしてたら次の瞬間空の顔が傷だらけになってて「なんで一発も殴り返さなかったのか」ってだからちょっとまって?パワハラクソ野郎に殴られたんですか?

これだけ傷を負ってるってことは一発や二発じゃないはずだけど、ぼこぼこ殴られたんですか??傷害事件だろうが!!。

そしてあの状況で衛に5千万を貸してくれと泣いて頼んだ一ノ瀬は「両親とっくに死んでます」ってマジかよ。一ノ瀬マジもんの極悪人ってかもはやサイコパスの域じゃん。「初めて優しくしてもらった相手を親だと思う」とかそんな次元の話じゃねーだろうよ。ここまでキチガイにしちゃってどうすんのよコイツ。

「よく使う店」でバッティングしたときの今吉と東海林の「仲が悪い」なんて表現ではおさまらない当てこすり合いも度が過ぎてるように思うし、それなのに東海林の件は空に「なにもかも合わないけど友達ってそういうものだろ」とか言わせて幕引きって、いやおまえらただの職場の同僚じゃんと、共に会社を大きくするために頑張ってきた戦友のような関係だとしても友達とは違うだろうと、ていうかそういうこと言ってるから「学生のサークルノリ」とか言われるんじゃないの?としか思えん。

中傷メールを送った“犯人”が板垣くん演じる豪徳だったってのは「お!」となったのに、若手チームだけでお別れ会して終わりって、それじゃあ主役としても社長としても衛がいる意味なくない?。

パワハラクソ野郎のところから戻ってきての「圧勝やね」と、豪徳さよなら会で「コンペに通ったからインターンが社員として採用された」という発言からして空を殴るだけ殴って根負けしたパワハラクソ野郎が自分のしたことを認め、その結果問題なしと見なされコンペに勝ちましたってことなんだろうけど、お仕事ドラマなら「そこ」が見たいんだよ。

とか思ってたら次回は1年後で会社持ち直してますってさあ・・・「ここ」からどうやって会社を持ち直すのかが見たいのにそこすっ飛ばすならこの作品はなにを描こうとしてるのかと。

・・・やっぱ恋愛なんです?
空と優というタイプ違いの年下男から告白されるも片や「鳥のヒナと同じ」片や「えええー」という衛の反応を楽しむドラマなんです?

そういうことならこんなに胸糞描写入れることなくないですかね?。
ていうか古田新太どこ行った?。