『女の戦争 バチェラー殺人事件』

突然ですが、わたし古川雄大くんのこと結構前から好きなんですよ。役者に限っても「好きなひと」は両手両足じゃ足りないぐらいたくさんいるわたしではありますが、『金を使う』という点において、古川くんはかなり上位に位置しているひとなのです。わたしにとって金を使う価値があるひと、と言い換えてもいい。
そんなひとがこういう形で消耗されるのは辛いです。
恋愛リアリティショーと言うんですかね?そういうコンテンツに全く興味ないことを差し引いても描き方が下品だなとしか思えなくて、古川くんの美貌がこういう形で食い物にされるのは心底辛い。

でもまあメインはその下品なバトル、欲望剥き出しの女達の蹴落とし合いを楽しむことにあるのでしょうから、そんな醜い争いをときに微笑みときに憂いながら見守る「哲也様」の王子様っぷりをバトルとは切り離して拝むのがたぶん正しい観方なのだろう。バトルが下品であればあるほど哲也様の「人種が違う感」もより際立つでしょうし。

そしてこんな感じならば「主演」に矛先が向かうことはないだろうから、それについてはホッとしている。古川雄大のために企画されたドラマであっても(わたしはそうだと思ってるんだけど)、バチェラー役が古川雄大でなければならない理由は初回を見る限りでは見つからないし。
だって女達がなにを目論みどんな思惑でこの「テレ東のバラエティ番組」に参加したのかはまだわからないけど、哲也様の「ルックス」は二の次であろうわけで、これがえなりかずきでも女達は戦うでしょ?(おそらく本家のバラエティからしてルックスも含めての「バチェラー」なのでしょうからそこはえなりかずきではダメだとしても)。

と、自分で自分にひっしで言い訳しつつ、最後まで見ます。それはあたり前田のクラッカー(←察してください)。