『ルパンの娘』最終話

終盤でいっきに原作に向けて舵を切りシリアスの割合が高くなったもんでどうなることかと思ったら、三雲家丸ごと桜庭家にお世話になりまーす!という超バカバカしいハッピーエンドで笑うしかないだろこんなの。(ただ一つだけ、欲を言えばだけどここにドンさんが居て欲しかったってのはあるけど・・・・・・)なにからなにまで最高すぎる最終回に「ブラボー!」と(円城寺さんスタイルで)拍手を送りたい!。
特に最高だったのがついに喋った渉お兄ちゃん!!の覚醒と、やっぱり円城寺さんですよね。華麗に歌い踊りながらのアクションをやられ役の「何歌ってんだよ」という「ですよね(笑)」と同意せざるを得ないツッコミ合いの手込みでここまで面白く、そして切なく見せることができる円城寺さんまじまじ最高すぎでした。
初回ではおふざけ100%のネタにされてるように感じて憤慨したもんですが、もはや円城寺ショーがないルパンの娘など考えられないっ!!ってぐらい重要な要素になってて、なんていうか・・・やり切った感?やり抜いた感?が凄まじく、大貫くん目当てで見始めたわたしは最終回の円城寺タイムを見ながら謎の感動に包まれちょっと泣いたもんw。
(これだけの飛び道具を見事に演じきってみせたことで大貫くんの知名度はかなり上がっただろうし、これから映像でも引く手あまたになるんじゃないかと思うけど、でも円城寺さんのインパクトはそうそう超えられるものではないとも思うので、ここからが本当の勝負ということになるだろう)

そしてそしてあの状況でバイクに乗って駆け付ける藤岡弘、!!!!!!!
和装で刀を振り回してる姿しか知らないから(桜庭和一という男に対しては)バイクを駆るイメージなんて皆無なわけですが、だからこそここで二本線の革ジャンを羽織りバイクに乗って現れた藤岡弘、に大爆発できるわけで、とにかくもう最高としか言いようがない。まさか令和の時代にカメラ目線でポーズ決める藤岡弘、麿赤児なんてものを拝めるとは!!。
からのマツの頬にそっと触れながらの「・・・マツ」な!。「こんな顔になってしもたわ」に対する万感の思いが詰まった「・・・マツ」は素晴らしかった。これにはわたしも乙女握りになっちゃうってなもんよ!。巌とマツと和一が再会したこの場面はこの作品屈指の名シーン!!!。


そしてそしてそして和くんを捕らえた手下が高岩さんという特定層に向けてのサービス演出ですよ。最終回で「悔い改めな」と言われるのが高岩さんだなんて、倒れ方もさすがに上手いな!と10秒戻るボタンを連打しつつ感激しすぎて真顔になりましたわ。
主役ライダーやってたら他の仕事なんてできないだろうし、瀬戸くんや藤岡さんが出演してなきゃ高岩さんが出ることはなかっただろうし、なによりこの作品だからこそこういうお遊びができるわけで、このお宝映像が作られた巡り合わせに心から感謝したい。


パラシュートスタイルで砂浜を並んであるく三雲家カッコよかったわー。まさに『Lの一族』の名に相応しいこの世からの消え方だった(どちらかといえばタイムボカンだったけどw)・・・・・・・・・けどその直後に桜庭一家の前で堂々と盗みまくっててズコー(笑)。
ドンさんはいなかったけど、いなかったけど・・・(僕だけ相手がいないという渉お兄ちゃんの隣にドンが寄り添ってることを期待しました・・・・・・)最後の瞬間までテンション高く濃厚なコメディを楽しませてもらえました。ほんとにほんとに面白かったー!。