『わたし、定時で帰ります』最終話

愁くんとコー兄とのフワッとした和解はいいとして、巧という男は一体なんだったんだ・・・と思うところはありますが(コレ、巧はほんとに浮気したのかなぁ?。最初から結衣のことがすきだったという巧にとって、結衣との関係の間には常に「種田さん」の存在があったと思うのよね。反面教師じゃないけど、結衣に対し種田さんとは「違う」ところを見せ続け、そういう自分を結衣は好きだと言うけれど、そんな関係はやっぱり無理があるわけで、無理してるから価値観の違いもボロボロ出てくるわけで、だから別れるための「理由」として浮気なんてものを持ち出したんじゃないかなと。それは結衣のためでもあり自分のためでもあるわけで、別れるために浮気をしたってことであるならば(年上上司とそういう雰囲気になりはしたけどギリギリで一線は超えなかった、と思う、というか思いたいんだけど)、そのあとあっさり元サヤに戻るどころか結婚しそうな勢いの結衣って女のことがやはり嫌いだ、とわたしは思う)(てか結衣さんが兄貴とヨリを戻すどころか結婚して「義姉」になると知ったら愁くんのメンタルがどうなっちゃうのか心配である)、ていうか「古い働き方・考え方」に対しヒロインなりのやり方でそれを変えていく、そのキッカケを作るドラマだと思っていたものがいつのまにか「元カレを理解するために休まずに働く」話になってて、土日返上どころか深夜まで働いた挙句過労で倒れて病院で寝てる間に仕事終わってました!でもまたみんなと仕事がしたいですカンパーイ!って、わたしは一体何を見ていたのだろうか・・・という気持ちになったりしましたが、ユースケサンタマリアのキレ芸を拝めたことで、大変満足できる最終回でした。「よろしくメカドック」は令和でも生きていた!!。


しかし向井理。結衣の病室で寝てるところまではこのわたしをもってしても満点に近いと言わざるを得ない「種田さん」であったが、感情をあらわにして泣くと途端に「え・・・へたくそすぎる・・・・・・」と一瞬で正気に戻してくれるとかやはりムカイリはムカイリであった。