『宇宙戦隊 キュウレンジャー』Space.8「司令官ショウ・ロンポーの秘密」

神谷浩史の名乗り・・・・・・・・・っ!!!!!!!!!!。
当たり前に(予想ではなく確信レベルで)司令はキュウレンジャーに変身すると思っていたのでそこに驚きはありませんでしたが、え?一桁話数でもう変身しちゃうの!?まだ満足に「9人戦隊」を描けてないのに!?
・・・ってびっくりはしました。
チキュウの状況が特殊でそこにはなんらかの理由がありそれがジャークマターを倒す材料になるかもしれないってなことは説明してたけど、5体のモライマーズを一気に破壊することとなんか特別なキュータマを探しに行くことを同時に急いで行う理由がわかんないんだよね。司令はやたらと「時間がない」っつってたけどまた8話の段階で何をそんなに急いでいるのかと。
いつもだったら5人選抜で送ってるところを全員出動したせいで司令自ら変身する羽目になったわけだけど、そもそも全員出動してまでこの作戦を実行する理由がわからない。そこいらへんは司令とイカ・タコとの因縁関係含め次回で描かれるのでしょうが、それはそうとしてもこの作戦自体も、スパーダのシェフの命令は絶対!も、それからスティンガーが助けた少年の再登場も(弟はどうした?)、『司令の変身』ありきの展開なのがミエミエすぎて燃えるものも燃えられないという・・・。スティンガーが連れてきたとはいえ素性のわからない少年を一人残して全員基地としてる宇宙船から出払っちゃうとかさぁ・・・。
あの状況でフードマイスターを名乗る(劇中でそこに言及したのはちょっと予想外だったw)スパーダが食べ物を奪われてる人たちを放っておけないと言い張るのはまぁいいよ。でも作戦会議中から人々を圧政から解放するためにダイカーンを倒す方を優先すべきだと言い張ってたのが違和感だった。スパーダがそういう考えの持ち主であるとして、これまでを見る限りああいう場で反対意見を述べるようなタイプには見えなかったもん。そういうのはそれこそラッキーが言いそうなことで、わたしの中でスパーダは“ダイカーンを倒して人々を救うほうが先だというラッキーの意見も、モライマーズを破壊しなければいずれチキュウは爆発してしまうから破壊が先だという司令の意見も、どちらも尤もだよねぇ”ってな感じで立場的には“中立”であるイメージだった。ラプターが戦場に出て戦うことに強く反対したじゃんって言うかもだけど、それとこれとは状況が違うでしょ。
司令を出動させるためにキュウレンジャーを分断させる展開が必要だったとして、モライマーズの破壊作戦を遂行中偶々食べ物を奪われ嘆いてる人々を見てしまって料理人として放っておけないと炊き出しすべく任務から離脱するスパーダってのはいいと思うの。それはスパーダ「らしい」と思えるし、その背景には食料難の星出身で弟や妹に苦労&工夫して食事を作ってあげていたというスパーダの原点があることもわかったわけで、この展開は悪くなかったと思う。でもその前に作戦会議で反対意見を述べさせたりするからキャラクターがブレてるように見えてしまうんだよな。それに、モライマーズ破壊作戦が順調に進んでるってな前フリがあったことだしロボになってるのに一方的に合体を解いてスパーダについていくラッキーはもう諦めるとしても、ハミィまでなにくっついてってんだ?と。忍びとして厳しい訓練を積んできたというのならばそこは作戦遂行するべきでしょうがと。
そんな自分たちの勝手な判断がどんな結果を招いたのかということをスパーダのみならずラッキーとハミィがしっかり反省するならそれは成長に繋がるだろうけど、自分たちだって同じようにダメージ喰らってるし、今回のメインは「司令の変身」であることだし、そこいらへんスルーされてしまいそうな気しかしません・・・。
というあんまり芳しくない感想は司令の名乗りがカッコいい&浩史がついに変身した!!!という感激のあまりとりあえず吹っ飛びました(笑)。ああそうさわたしは激安女さ!(笑)。