『仮面ライダーゴースト』第15話「苦悩!頑固な脱出王!」

タケルのように心を通い合わせることで力を貸してもらうのではなく、俺は俺のやり方で眼魂の力を使ってみせると豪語するマコト兄ちゃんってのはいいとして、そんなマコト兄ちゃんに対しフーディーニは鎖で拘束した状態で鎖仕様の暴走バイクをぶつけるという試練を課した。・・・らしい。
鎖で巻かれたマコトが次のカットでは鎖なんて消滅してる&ライダースーツズタボロになって転がってて、そこから察するにバイクを制御しようとして何度も轢かれてるうちに鎖は千切れスーツも擦り切れってな状況だったのでしょうが、えーっと・・・『脱出王』と呼ばれる奇術師フーディーニさんは何がしたかったの?。
わたしには身体を縛ってた鎖が解けたのって物理的に切れたからとしか思えなかったんだけど、であれば奇術も脱出も関係ないし、暴走バイクを制御しろってのもそうだよね?。
ズタボロになりながらも最終的にバイクに飛び乗り制御に成功したマコトの根性を“認めた”んだとしても、もっと体育会系の英雄さんならともかくフーディーニのイメージじゃないしなーと。
それを言うなら岩?だかで生き埋め状態にされたところを腕力で砕くという乱暴な方法で脱出してたけどねw。
ジャベルによってカノンは“捕らわれていた”わけで、それを救出するのはまぁ脱出と受け取れなくもないけどさ、そのためにまず拘束状態で暴走バイクを制御せよってのはちょっと理解できないっすわフーディーニさんw。
まぁフーディーニさんもいろんな奇術や脱出をできるようになるためにものすごい努力を重ねズタボロになったりしたんで、マコトの根性に共感しましたってことなのだろうと自分を納得させることはできるし、単純にズタボロになって力を得るってのは展開として好みではありますが。
それはそうとして、どうやらマコトは“タケルにカノンを救ってもらった”ことを負い目ってんじゃないけど気にしてたようですが、今度は自らの手でカノンを救うことができたことで「いろいろありがとな」っつって爽やかな笑顔で握手を求めたということは、タケル兄ちゃんがつけなきゃならないケジメってのはアラン関連ではなく「自分でカノンを救う」ことだったってことなんですか?。
・・・救うためにはカノンに害が与えられなければならないわけで、つまりケジメつけられるかどうかは敵(相手)次第ということになるのではないかと思うのですが、そこいらへんマコト兄ちゃん的にはどう考えていたのですか・・・?。
アランが深海兄妹の前に現れ(「アラン様」と呼んだカノンの表情と声音を見ると、アランが「様」づけするような立場の人間であることを理解したうえで、悪感情は抱いていないどころかむしろ好意的っぽいね)、マコトだけ連れて行く→ジャベルと戦わせる→タケル乱入→アラン様「撤収するぞ」
って、ここまでは理解できたんだけど、カッコよく姿を消したジャベルがその直後に5メートルも離れてないところでカノンを捕まえてたのにズコったんだよね。え?ジャベルおまえ帰ったんじゃないの?なにやってんの??ってw。
でも前回はわかんないけど今回は『アラン様によって』呼び出された?わけで、呼び出して即「勝手なことは許さない」と「俺の指示通りに動け」と念押しされていたわけで、だからカノンを攫うのもアラン様の指示だったと考えるのが自然だと思うのよね。
だとしたらなぜアランはカノンを攫うように指示したのか?。
そこで気になるのはフーディーニの力を借りてカノンを助け、マコトに「今までいろいろありがとう」と握手を求めるマコトを高所から眺めていたアランの表情なんですよね。
これまではマコトと絡むタケルに対して憎々しげな表情を浮かべてたけど、今回はそうではなかった。ようにわたしには見えた。
そこから考えるに、アランの目的は『タケルにケジメを付けさせること』にあったのではないか?。
そしてアランはこれまで「マコトを変えたのは天空寺タケルだ」と度々口にしていたわけで、マコトに『ケジメ』をつけさせれば天空寺タケルへの何らかの感情が解消・解放されるだろうと考えた、ということではなかろうか。
つまり、今回のことは全てマコトにためにアランが仕組んだことであると。
そして、ケジメをつけたことで天空寺タケルに対する“借り”がなくなり身軽になったマコトと改めて関係を築くこと、それこそがアラン様の真の目的なのではないのかとっ!!。
・・・めんどくせえなー(笑)。
でも、欲しいもの(マコト)を手に入れるためには労力を厭わないアラン様、いいと思いますっ!!。
死んだと思ったジャベルさんがマコトやタケルについての記憶を保持した状態でまた現れたこととか、前回は勝手にグンダリ使って怒られてたけど今回はグンダリと同化?してたっぽいこととか、そこいらへんは時間があるときに考えよう(笑)。