『RHプラス』8th Blood

ああ・・・わたし今回のエピとても好きです。大人チーム(きよいさんと政和と、あとミスターも)が子供達に振り回され放題なお話なんだけどね、わたしさぁ・・・・・・きよいさんのことほんとうにすきなんですよ。もうとんでもない勢いで。だからね、「きよいおとうたん」の絵が見当たらなくて動転するきよいさんと同じぐらいの勢いでオロオロするきよいさんが見れてね、ちょっととんでもないことになったですよ。以下↓めちゃめちゃ長いです。8割方セリフ起こししてます。でも隠しません。だってきよいがすきだから。興味ない人はめんどくさいでしょうがスクロールしてくださいね。



吸血鬼だろうが高校生は高校生、テストで赤点ばっかじゃ進級できないのよ!ということで(あげはと誠の)テスト勉強対策の最中に親からの電話に嬉しそうに出る亜美を見ながら「あいつ・・・親と話せるようになったんだな」というあげはに表情が曇る誠。父親と電話をしながら階段を下る亜美を見送りながら、
あげは「パパとママと・・・」
誠「家族旅行・・・か」
とつぶやく二人。



次の日の朝、みんなに家族旅行を提案するあげは。
「いいねいいね!どこいく?グアム?サイパン??南の島で水着美女と合コン三昧グルメツアー?」って政和おまえはほんっとに合コンしか頭にないんだな・・・。
そういうんじゃなくて!温泉とか旅館とかさ・・・ねー行こうよー!とおねだりするあげはを
「残念ですが、ミスターから依頼を受けた案件が片付いていません。ターゲットの動きが見え次第、動かなければいけない可能性が」
とサクっと切るきよいさん。
「では、いただきます」というきよいさんとともにいただきますをせず、「でもさぁ・・・そんなの待ってたらいつになるかわかんないじゃん・・・」と粘るあげはを「仕事なんだから仕方ないじゃん」と諌める誠。
あげは「わかってるけどさぁ、誠だって行きたいだろ?」
誠「俺は・・・(チロっときよいさんたちを窺いながら)別に」
あげは「うそだね。すげー行きたそうな顔してたじゃん!」
誠「してないよ」
あげは「してたって!絶対してたー!」
誠「自分が行きたいからってさ、人の顔ダシに使うなよ」
あげは「なんだよダシって」
「人の顔ダシに使うなよ」ってサラっとキツイこというまこちゃんにちょっとビックリしたんだけど、以前のまこちゃんだったら少なくともきよいさんや政和の前ではこういう言い方はしなかったと思うのね。これもまこちゃんが心を開いてる一つの証なんだろうなぁ。



きよいさん「そんなことより、二人ともテスト勉強のほうは大丈夫なんですか?」
あげは&誠「あ・・・」
きよいさん「昨夜せっかく亜美さんが来てくれたのに、二人とも全然やる気がないってカンカンでしたよ」
あげは「亜美のやつムカつくんだよ。人が勉強してるのに急に家族旅行の自慢話なんて始めちゃってさぁ」
政和「なーんだ。それでさっきの話か」
あげは「違うよ!それとこれとは別で・・・ていうかあいつデリカシーのかけらもないって言うか、もっと気使えって話だよ。パパがどうしたママがどうしたそんな話誠の前で」
きよいさんと政和の目がマジモードで固まり、ハッとするあげは。
気遣うような素振りで誠の様子を窺うあげはに、「えっ・・・・・・」と心が一瞬のうちにどっかいっちゃったかのような表情でつぶやく誠。
あげは「ごめん・・・」
誠「・・・・・・なにが」
月長館とは思えないほど気まずい空気。
あげは「いや・・・だから・・・ゴメン誠・・・」
誠「なんで謝んの」
あげは「それは・・・ほら」
誠「別に・・・別に謝ることなんてないだろ?」
なんでもないことのような口調でそういう誠。
あげは「だって・・・」
誠「もういいって。ほら、早く食べなよ。学校遅れるよ」
なおも「でも・・・」となおも続けるあげはに
「しつこい。もういいって言ってんじゃん!」
と思わずキレてしまった誠を心配そうな目で見ながら「誠くん・・・」と誠の名を呼ぶきよいさん。
「なんだよそれ・・・人が謝ってるのに」とこっちもバトルモードに入るあげはに「おいあげは!」と政和。
さっきの「人の顔ダシに〜」もそうだったし、これまでのまこちゃんだったなら何も言わず殻に閉じこもるか必死に謝るあげはや心配してくれるきよいさんたちに無理して笑顔を見せながら「ほんとに大丈夫だから」って心にもないこと言ってたと思うんだよね。誠とあげはが言い合うのとかあんまり見たくないんだけど、まこちゃんがこうやって感情を露にできるようになってるのはほんとに嬉しいことだよな。それと、まこちゃんの中では家族(母親)の存在が前ほど心の中を占めてるわけじゃなくなりつつあるんじゃないかなーと思った。きよいさんたちと暮らす中で思い出も増えて、以前ほど寂しい思いや苦しい思いをすることもなくなりつつあるのかなーって。逆にあげはたちの中では未だまこちゃんを心配してしまう気持ちはたくさんあって、そこらへんの齟齬がまこちゃんとしては歯がゆいというか、どうしていいか分からないのかなぁと思った。



「ごちそうさま!」と言い捨てて食事を途中で切り上げる誠にプチトマトもトマトジュースも残すあげは。
大人二人残して自室に戻った二人はそれぞれ
「なんだよあいつっ!」
と同じセリフでぷんぷん。基本は仲良しなんだよね・・・w。



残された大人二人は食後のティータイム。
政和「まこちゃんが怒ったの・・・初めて見た」
きよいさん「ええ・・・」
政和「ひょっとしてあれは・・・世に言う兄弟喧嘩」
きよいさん「ええ・・・・・・」
政和「こういう時、大人として何をすれば・・・・・・うわっこぼれてる!こぼれてるっ!!」
きよいさん「え・・・?」
政和の話を完全に上の空で聞きながらじょぼじょぼと何かを注いでるとは思ってましたが、紅茶を壮大にカップから溢れさせるまで気がつかないきよいさんかわいいいいいいいいいいいいいんっ!しかもこぼれてるって気がついてもなおしばらく注ぎ続けるとかかなりのショックだったのねwww。「これは・・・家庭崩壊の・・・予兆でしょうか・・・・・・」って声が震えてるしw。
「そんな、ただの兄弟喧嘩だって」という政和の言葉も耳に入らないらしく、椅子にヨヨヨと崩れ落ちるきよいさん。ソーサー持つ手が尋常じゃない勢いでぶるぶる震えてるんですけどwwwwwどうしようこの人とんでもなく素敵すぎるwwwww。



――兄弟喧嘩なんて、普通の家族じゃ日常茶飯事だろうが、ここ、月長館では、一大事だ。ひとつ屋根の下に暮らしている俺たちだが、元はと言えば赤の他人同士。所詮、なんちゃって家族。本物のようになんて、いくわけがない。

微妙な距離を保ちながらもやっぱり一緒に登校するあげはと誠に4人でトマトジュースのグラス片手に(なんの記念写真w)撮った写真を手にとって眺めるきよいさん・・・。写真を見ながらフーッと深いため息をこぼすきよいさん・・・・・・。

――100年生きてるきよいにしたって、家族に関しちゃまだまだ初心者。未体験の家庭内トラブルに遭遇すりゃ、この、ありさまだ。

写真をサイドボードの上にもどそうとしてじゅうたんのふちにつまづき、綺麗に並べたフォトフレームたちにつっこみどちゃどちゃと倒してしまうきよいさんw。その衝撃で落ちたフレームを呆然とした手付きで拾いあげながら

「私は・・・私はどうすればいい・・・」

おもわず道山にすがってしまうきよいさん・・・・・・・。ああ・・・こんなときはやっぱり道山なんですねきよいさん・・・。

――家族ゲームに深入りするつもりはないが、このままだと生活環境的によろしくない。実に!よろしくない。ここは一つ、月長館の長男であるこの政和様が動くしかない。・・・と、いうことか

ノローグのラストをテライケメン顔でキメた政和www



と、いうことで、「月長館ファミリーツアー!第一回目、めでたく開催される運びとなったわけで、ありますが・・・」と張り切る政和様に目もくれずゲームするあげはに話しかけないでくれオーラ撒き散らすまこちゃんに何かを真剣に読むきよいさん。気まずい空気の中一人必死で盛り上げようとする政和はやっぱり「なんだかんだ言って頼りになる」(きよいさん談)んだよね。完全に空回ってるけどw。そんな中、仲居のおばさんが他の部屋にはないしょだけどイケメン限定サービス☆とお茶菓子をもってきてくれましたw。ナイスおばちゃんw。そうだよ!みんながキモイキモイ言うから忘れかけてたけど少なくともきよいさんはお花屋さんの女子たちをメッロメロにしちゃうぐらいのイケメンさんなんだからねっ!!



それでも気まずい空気は変わらず政和が思わず言った「ていうかみんなテンション低くね?まこちゃんもあげはもテストの失敗なんかパーッと忘れてさ!」に

「失敗してません!」

とシンクロつっこみするまこちゃん&あげは。んもーーーーーほんとは仲直りしたいくせに素直になれないんだからああああああああああああ☆(←ものっそいモエている人)
「・・・ま、それはそうとして。とりあえず二人で風呂に入って、いやなことやなんやらザバーッと洗い流して」という政和の言葉を聞いてか聞かずかわかんないけど、タオルを持ってお風呂へ向かうあげはに続いて部屋を出て行こうとする手ぶらの誠。
「よーしいいぞいいいぞー、若い者同士、ごゆるりと(はぁと)」ってどこのお見合いですかwな政和に
「散歩です」
とクールに言い捨てるまこちゃんwwwかっこいいけどこの意地っ張り!
てかこの間政和が一生懸命頑張ってんのにきよいさんは何やってんのよ!と思ったら「あーこれは重症だなぁ・・・ってなんできよいは本なんか読んでるかなぁ?」と政和が言ってくれたよw

「・・・・・・・・・えっ!?(あわてて本をパタンと閉じて)あっ、これは失礼」

ってこっちも重症すぎるw。



政和「よしっ!こうなったら奥の手だ。きよい、二手に分かれよう」
きよいさん「ええ。では、私はあげはを」
政和「それはベタだろ!あげはは俺が行くから、きよいは、まこちゃん。話ベタは話ベタ同士のほうがいいって!」
そういって軽やかにあげはの元へ向かった政和を見送りながら

「・・・話ベタ・・・?・・・・・私が・・・・・・?」

とつぶやくきよいさんwwwwwwwww自覚ないんすかwwwwwwwwwwwww。



というわけで、二手に分かれて仲直り大作戦を決行するきよいさんと政和。
まずは中庭でクールかつ孤独に座ってるまこちゃんの元へと向かうきよいさん。ってなんで浴衣に着替えてるんですかwwwww「話ベタ・・・?」の後できよいさんがどんな顔して浴衣に着替えたか想像するだけで1週間は過ごせますっ!!!!!!ふがー!
持ってる本を一旦開いたものの、何かを思うきよいさんは本をパタンと閉じてまこちゃんの元へとゆっくり歩み寄ります。
きよいさん「やあ、誠くん」
まこちゃん「あぁ・・・どうも・・・」
きよいさん「ちょっといいかな?」
まこちゃん「・・・どうぞ」
と、まこちゃんが座る一人がけベンチ(ってか石)の隣にまこちゃんを目線の端でとらえられる向き(同じ方向を向くでもなし目線が合うでもなしなすごく微妙な距離感)でそっと座るきよいさん。
そんなきよいさんを若干おびえた目つきで見ながら「あの・・・なっなんです・・・か?」と聞くまこちゃんに、きよいさんはしばしの間を置いた後おもむろに
「・・・むかしむかしあるところに・・・」
「はっ!?」
全力でこの人何言い出してんの!?って顔するまこちゃんwwwwwwwww。この言い方といいタイミングといい表情といい素晴らしいよまこちゃんwきみは出来る子だって!!
てかまじきよいさん突然何をwwwww。


「多分・・・外国だと思います」
「あぁ・・・はい・・・」
首の後ろをカキカキしながらやっべーきよいさん何言い始めてんだろ・・・ちょっとキモス・・・風なまこちゃんw。



きよいさん「パンダくんと白熊くんが住んでいました」
誠「パンダと・・・白熊・・・」
きよいさん「二人はとても仲良しで、学校に行くときも遊びに行くときもいつも一緒・・・」
誠「あのっ!」
きよいさん「え?」
誠「それは・・・中国の話ですか?それとも北極??」
きよいさん「それは・・・・・・ちょっと待ってください」
予期せぬ質問を投げられあわてて持ってる本をめくるきよいさんwwwほんときよいさんの可愛さは宇宙レベルwwwwwwww。
てかまこちゃんもなんて質問するんだよw。
その時、きよいさんの浴衣の袖から携帯の着信音が!そんなところに携帯入れてたんですかきよいさん!てかきよいさんの携帯にかわいいストラップがついてたらどうしようかと思いましたが何もついてないシンプルなシルバーの携帯で嬉しいようなちょっとつまらないようなw。



電話の相手はミスター・道隆。
ミスター「いかがですか?温泉旅行は」
きよいさん「なぜそれを?」
ミスター「それぐらいはお見通しですよ」
ミスターのストーカー発言キタコレw。この場面、携帯で繋がりあう(きよいさんとミスターに関してはついこういう言い方したくなっちゃうの><)2人を画面を上下二分割して見せる演出なんだけど、きよいさんだけ眼鏡越しの目のアップなのが怖いw。

「で、例の案件なんですが」と仕事の話をしようとするミスターに、「今、それどころではないんです」と言ってブチっと電話を切るきよいさん!!!驚くミスターw。
誠「ひょっとして、ミスターからじゃ」
きよいさん「いいんです。では、話の続きを」
あげはが最初に家族旅行に行きたいって言った時点ではミスターの案件>>>>>>旅行だったのにねーw。



一方政和は、入浴中のあげはの元へ。
「あ〜〜、やっぱいいねぇ、温泉は。まこちゃんも、来りゃあいいのに。しかしまぁ、アレだよね、まこちゃんもあげはも、なんつーか?アレだよね」
長男しっかりwwwアレ言い過ぎw。(↑そしてこのセリフ言う政和がマモに見えただなんていえないwww)
「それはさておき。あんなに来たがってた家族旅行なんだから、もうちょっと楽しそうにしろよ」とストレートに言われ、「うん・・・まぁ・・・」とほんとは仲直りしたいんだけど・・・ってな感じで抱えた膝にあごを乗せるあげはキャワ!!なにこの小リスのような生き物!!!



その頃きよいさんチームはというと・・・
「そんなある日のこと。パンダくんと白熊くんは些細なことで喧嘩をしてしまいました。お友達のライオンくんやしまうまくんたちはもう大弱り」
まだ話続いてたんですねきよいさんw。
イメージとしてはあげはがパンダで誠が白熊かなぁ。一見おとなしそうに見えて実は獰猛なパンダがあげはで白くて潔癖に見えるんだけどセイウチ狩るときは男気だしまくる白熊がまこちゃん。で、きよいさんはかっこいい百獣の王なんだけどメスライオンには弱いライオンで、一見興味あること(草食べること)以外は我関せずっぽいけど世の中の出来事(敵の気配)には敏感で実は機敏なしまうまが政和ってとこかなーw。
まこちゃんはクスっと笑って「今度はアフリカだ」
「そこで、2人をなんとか仲直りさせようと・・・」
「あらぁ?お客さん、浴衣がつんつるてんじゃない!」
ちょ!!!!!!おばちゃん今ものっそいいいところなのに入ってくんなwwwww

「つんつるてん・・・?」
といいながら立ち上がるきよいさん・・・・・・・・・まじでつんつるてんwwwwwwいや、つんつるてんどころの話じゃない!膝丈wwwwwwwww気づけ!自分のカッコがおかしいことに気づけきよいさん!!!もーまこちゃんとあげはを仲直りさせる(=家族崩壊を防ぐw)ことで頭いっぱいでつんつるてんなことにまったく気づいてなかったんだろうなぁ。いや・・・もしかして浴衣着るの初めてなのか?。いずれにしてもほんとにもうなんてなんてなんて素敵な人なんだろう。どこまでわたしの心を虜にすれば気が済むんですかきよいさん。

つんつるてんじゃ男前が台無しだからすぐそこの部屋でちゃちゃっと着替えちゃいなさいよ!ときよいさんの手を強引にひっぱる仲居のおばちゃん!ちょ!!おばちゃんったらまさかきよいさんの着替えを手伝うつもりじゃ!?!?「大丈夫よ見ないから。絶対覗いたりしないから〜」って確実に見る!このおばちゃん確実にきよいさんを狙ってるわ!ゆるさーーーーーーーーーーーーーーーん!断固阻止!!!きよいさんもきよいさんよっ!「あのっ・・・ちょっ・・・・・・まこっ・・・・・・」とか言いながら連れてかれてんじゃないわよーーーーう!そうやってフェロモンだらだら垂れ流し放題だからこういうことになるのよキイイイイイイッ!


ドタバタ劇を唖然とした顔で見送るまこちゃんはきよいさんがずっと持ってた本をこっそり手に取る・・・。



その頃政和チームは
「家族とは、社会の中で最も小さな集団であり、一方、社会構築主義の視点からアプローチすれば」
と独自のアプローチであげはの心を溶かそうとする政和でしたが、隣の女風呂から女子の声が聞こえた途端にターゲットチェンジw。
「なにしに来たんだよバカ和は」
ほんとだよw。



ワンサイズ大きい浴衣に着替えなおして中庭に戻るとまこちゃんの姿はなく、「あれ?誠くん?・・・誠くん??」とキョロキョロするきよいさんw。
その頃まこちゃんはお風呂に!!ままままままこちゃんの入浴姿めちゃめちゃ色っぽいんだけど!!!!!!!!!さすが24歳!あげはとは色気の出し方が違うっつーの!!!


部屋に戻ったきよいさんは一部始終を政和に報告。
話を聞いた政和は「で、見失ったと」。
テーブルの横を動物園のクマさんのように行ったり来たりしながら「探したのですが・・・どこにもいなくて・・・・・・」と憔悴するきよいさん。
そんなきよいさんに政和ったら呆れた口調で「頼みますよきよいさん、何してんスか?」と!!
その言葉にカッチーーーーーン!ときたきよいさんは「政和は何をしてたんですか?あげはと一緒に温泉に入ってたんじゃないんですか?」と逆襲w。
政和「いやっ・・・えっと・・・その・・・」
きよいさん「温泉旅行で裸の付き合いをすれば全て丸く収まるといったのは政和ですよ。だから私は嫌がる2人を説き伏せ大事なミッションも後回しにして」
政和「ちょっと待ってよ!なんだよそれ!てことは、この作戦は失敗だったって言いたいわけ!?」
そこへ温泉から戻ってきたあげはは扉の外で2人の喧嘩を立ち聞き。
きよいさん「そうではなくて!他に何か方法があったのではと!」←めずらしく声を荒げるきよいさんw必死すぎるw
政和「じゃあきよいさんはどんな方法がよかったんですか?聞かせてもらおうじゃないですか!」
きよいさん「それが判ればすぐにやってます!!」←まじ必死www
政和「ほら!自分だってノーアイディアじゃん!家庭崩壊の危機だ!とか言っておろおろしちゃってさ」
きよいさん「(わなわなしながらw)私は!・・・その危機を救うのは長男の役目だと政和が言うから・・・」
政和「何だよ!100年も生きてるくせして頼りねーなー!」
政和さすがにそれは言いすぎ!紅茶をあれだけこぼすきよいさん見たらこの人がどれだけ家族問題に弱いか分かるじゃないかw。

と思ったら
「言ってはならないことを・・・言いましたねっ!」
くるっと振り向いたきよいさんはキバをむき出してガァーーーーッ!
対する政和も負けじと
「ええ!もっと言いましょうか!」とガオーーーーー!
ちょwwwwwww大人チーム大人げなさすぎるwwwwwwwwww。



ダメだ!このままじゃ部屋が壊れる!と止めに入ろうとするも入り口で跳ね返されたあげはがそこへ丁度よく戻ってきた誠に「大変だよ!きよいとバカ和が大喧嘩はじめちゃって!」と言ったところで
政和「こうなったら、表にでろおおおおおお!」
きよいさん「上 等 で す !!」←この言い方めっさワロスwwwww
そしてドカーーーーーーーーーーーン!と部屋の中からすごい音が!慌てて部屋飛び込んだ二人が見たものは、全開になった窓と誰もいないお部屋・・・・・。



残されたあげはと誠は薄暗い部屋の中で「どこいっちゃったんだろう2人とも・・・」としょんぼり。
あげは「ウソじゃないよ!ほんとに喧嘩してたんだっ!」
誠「分かってるよ」
きよいさんが読んでた本をぺらぺらとめくりながら答えるまこちゃん。
あげは「おれたちのことが、原因だったみたい・・・」
誠「・・・えっ?・・・」
あげは「どうやって仲直りさせるかで・・・なんかもめてて・・・」
誠「そうなんだ・・・」
あげは「きよいが・・・家庭崩壊だって言ってて・・・」
誠「そう・・・」
あげは「政和が、それを救うのは長男の役目だって言ってて」
誠「うん・・・」
あげは「男同士、ここは裸の付き合いだって!・・・・・・きよいを説き伏せたらしくて・・・」
誠「へぇー」
あげは「ミスターの依頼も遅らせて、家族旅行しようって・・・」
誠「へぇーっ」
あげは「・・・バカだよね」
誠「・・・うん」
誠「これ、きよいさんが読んでた本」
あげは「何っ?」
あげはに近づきながら「ホラ」と表紙をあげはに見せる誠。そのままあげはの隣にすわり
誠「きよいさんが読み聞かせてくれた」
あげは「へえーっ」
誠「笑えるよね」
あげは「でへへへへっバカだよねっ」
誠「えへへッ笑えるよねっ」
馬鹿笑いする2人。
あげは「お風呂でもいこっか」
誠「そうだね。せっかく温泉来たんだし」
あげは「いっぱい入って元とんないと!」


きよいさんが読んでた本のタイトルは・・・・・・『子育てガイドブック こどものケンカと仲直り』
もうやだああああああああああああああああ!なんなのこの人!本屋さんで必死になってこの本買うきよいさんを想像してみてよ!!もう胸キュンだよ胸キュン!初回も書いたがもう一度書いてやる



きよいゲキモエ!!!!!!!!!!!!!!


子育てwに関しては初心者だからさ、ほんとどうしていいかわかんなくて必死だったんだろうねぇ。それできっとその本に書いてあるアドバイスに従って、どう見たって小学校低学年ぐらいまでしか通用しなさそうな話を高校生の男の子に話して聞かせるんだよ。100年生きてる超絶男前の吸血鬼なのに。ほんとたまらないわ。



「やっぱバトルの後は、温泉だよなー」
ってきよいさんの入浴シーンきたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
エロイ!無駄にエロイ!!首から肩にかけて若干肉のついたラインがエロ過ぎる!!!!!!!!!政和のお猪口にお酒ついであげる手つきと顔つきがエロすぎますきよいさん!!!!!!
「裸の付き合いもよいものですねぇ」
って!!!!!!!!!!!!
そこへ「せーのっ!」という掛け声とともにとんでもない水しぶき上げて乱入してきたあげはと誠w。まんまとひっくりかえったお盆の上の徳利・・・w。
でも自分の徳利は死守してるきよいさんwwwwwさすが100年生きてる男wwwwwww。

誠・政和・あげは・きよいさんと並んでお風呂に浸かりながら
あげは「きよい、バカ和!どこ行ってたんだよ」
誠「うわっ酒くさっ」
政和「なんだよーこのバカ兄弟!」←バカ兄弟って言い方すごくイイよねー
きよいさん「ほんと、台無しですよ」
あげは「なんだよーう、心配してたのにー」
誠「そうですよ、きよいさん」←一番端から逆端のきよいさんに向けて身体をちょっと伸ばすまこちゃんキャワ☆
政和「それはお互い様だろっ!」
きよいさん「まぁまぁ、目くじら立てないで、それより、やっと4人で温泉に入れましたね」
ものっそい嬉しそうな顔で言うきよいさんよかったねきよいさん!・・・なんだけど、眼鏡曇らせて片手に徳利握り締めて言うなwww素敵さがちょっとだけマイナスw。
あげは「まぁ・・・バカ長男のおかげかな」
政和「バカは余分だよ」
誠「(顔を両手で撫でて)あー、いいお湯だっ」
きよいさん「ほんと、心まで温まりますね。ほら、綺麗な月が出ていますよ」
あげは「ほんとだー」




はぁー。あまりにもはらはらして可愛くて面白くて暖かいエピソードだったんで全力でセリフ起こししちゃたわ。月長館のみんながいつもと違った一面というか本音でぶつかりあってる姿が見れて、また更に大好きになりました。もうこれ以上好きになるのは無理(限界MAX)だと思ってたのに、どこまで連れていくつもりなんだろうかこの4人は。きっとこの後部屋に戻って川の字状態で並んでお布団に入りながらいろんな話をしたんだろうなぁ。ああああああああああ覗きたいっ><