- 作者: 新堂冬樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/08/19
- メディア: 単行本
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思いっきり新堂の土俵で描かれたいわゆる十八番(別の言い方をすると代わり映えのしない)な物語ですので特別な感想はなにもないのですが、ああ落ち着くなぁという感じ。暴力だらけの話を読んで落ち着く私大丈夫か?と思うけど。
ちゃんと借金を返済したのに、ある日突然怖い人が返し終わったはずの借用書を携えて「払えワレ!」と現れるなどという恐ろしいシステムがあるなんて知りませんでした。私絶対カモられる自信がある。もしそういうところでお金を借りなければならない状況に追い込まれたとしても、借用書はちゃんと返してもらって自分の手で破棄しようと心に強くメモしました。それから結婚相談所に騙されるなと。新堂小説は勉強になるなー。適当なのは気のせいですよ。