『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第4回「『雛形若菜』の甘い罠」

いやあ・・・「書をもって世を耕しよりこの日の本をもっともっと豊かにするんだよ」という意味で「耕書堂」という堂号を蔦重に与える一方で、公文書偽造に手を貸す平賀源内って、表と裏の描き方がすごいなマジで。
てか源内先生は「書く」だけで、板元組合に属してなきゃ本屋で扱うことはできないし、その組合に新規加入することもできませんよというクソみたいな事情は知らないってことでいいんだよな?。それ知ってて頼まれたから堂号を考えてやっただけだよ?なんてことをシレっと言ったりしませんよね??。

蔦重がサクサクと本作りを進めてる一方でドス黒い感情を育ててた鱗形屋孫兵衛の「企み」が判明したけど、西村まさ彦の西村屋が“はじめからそのつもり”で蔦重に近づいたのに対し風間俊介の鶴屋は板元組合ルールを説明しにきただけってことでいいんだよな?。鶴屋も噛んでるなら鱗形屋と西村屋が吞んでるあの場にいるはずだもんな?。
そこは信じるとして(そう信じたいとして)、風間俊介に蔦重が板元になる道は「今後もまずございませんかと」とこのトーンで言われてしまったらマジのガチでないんだなと受け入れざるを得ないんだけど、この「決まり」をどうぶち破ることになるんだろう。
ていうかそれぞれにゃんこをだっこしてニャーニャー言ってる主人たちってのは、ここで蔦重の味方になってくれるための前フリなんだと思ってたのに、吉原の人間が目の前で本屋にコケにされてもなにも言わないならなんのためのねこ語会議だったんだよ!(いやマジであのシーンなんだったのw)。
蔦重を訪ねてきた西村屋をおやじ様が意味ありげな目線で見送ってたから「なにかあるな」ぐらいは思っていても、花魁の錦絵が「市中に流通」しさえすれば吉原に客が来る=儲けに繋がるってんで蔦重が板元であろうがなかろうがどっちだっていいってことなのか。忘八どもめが。

その錦絵作りで突如才能を目覚めさせた唐丸少年はやっぱり後の写楽かー。
成長した唐丸を誰が演じるのかますます楽しみになるな!田沼にしてやられた定信も!。

忘八どもは勿論蔦重を嵌めた本屋たちも幕府も悪い顔してるヤツばかり、というなかで、長谷川様亡き今(亡きではないw)唯一と言っていい癒しが中村蒼くんの次郎兵衛兄さんですわ。
あのおやじ様の息子で、跡継ぎになると思ってる(周りも一応そのつもり)んならもっといけすかない「兄さん」になりそうなもんなのに、蔦重だけでなく蔦重にくっついてる記憶喪失の子供と一緒に蕎麦ズルズルしてて、頼むから兄さんだけは忘八にならんでくれ・・・!と思わずにはいられない。