『王様戦隊キングオージャー』第7話「神の怒り」

ゴッドスコーピオンの毒によって動かなくなったシュゴッドをなおすにあたり、「システムのバグ」だというヤンマ総長率いるンコソパの技術チームと「いいえ病気よ」というヒメノ率いるイシャバーナの医療チームがどちらが先に治せるか勝負だ!となり、王に命じられたわけでもなく王に伺いを立てることもなく“自分たちの判断で”お互いの情報を全て開示し協力してシュゴッドの修理・治療にあたり、その結果勝負は「引き分け」でしたってのはいいんだけどさ、結局どうやってなおしたんだろう。

東映公式には「どうやって機械であるシュゴッドを医療で治すのか?」とあり、シュゴッドは「機械」であることは間違いないとしていいってことだよな?。
ヒメノが使用するグローブとゴーグルについての説明はあるけど、結局「どうやって」のところは流されてて、ここらで「シュゴットとはなんぞや?」の説明がなされると思ってて、それによりラクレスの“小細工”で王たちが王鎧武装することができなかった理由も理解できるのではないかと期待してたんで、シュゴッドとオージャカリバーの関係性という戦隊作品としての「根幹」についてノー説明のままストーリーだけがぐんぐん進んでいくのはちょっと気持ち的にノリきれない理由だな。
今のところストーリー自体が面白いから楽しめてるけど(今回明らかになった「神の怒りが」人為的に引き起こされたものだとか殺伐としててワクワクする)この先必ず停滞期は訪れるだろうから(1年やってりゃ必ずそういう時期は来る)(それで言うと停滞「期」どころか捨て回すらなかったドンブラがどれだけ異常だったかって話よねw)、この設定の不透明さが意図的なものならいいんだけど単なるファンタジーなんでそこらへんはフワっとした感じでヨロシクってことだとちょっとなぁ・・・。

で、機械だけどスコピはカブタンのことが好きらしいので自我というか「感情」はあると。オス・メスがあるかはわからんけど(「サソリーヌ」だしこの時の見た感じはスコピがメスでカブタンがオスに思えるけど、逆かもしれないし、両方オスかもしれないし両方メスかもしれないし)。
機械である以上シュゴッドは「人の手」で造られたということになるのでしょうが(まあ「三大守護神」でさえ内部に人間が乗って操縦するためのシステム(操縦席)があるわけだからそれは明白なんだけど)、そこにヤンマ総長の「悪いのは命じた人間」が関わってくるのかな。


というわけで、今回もヤンマ総長がすこぶる格好良かったです。
仲間の頑張りでシュゴッドが復活しギラとともに「降臨せよ、キングオージャー!」と逆光のなかキメッキメで剣を空高く掲げてたけど呼べるのはギラであってヤンマ総長はキングオージャー呼べませんよね?と思ったけどそういうとこがマジですきw。