『あのときキスしておけば』第7話

結局のところ田中マサオがなぜ「沖縄に行ったのか」、死のうとしていたならばなぜ沖縄なのか、ギャンブルで作った借金とか妻子との不仲とか悩みを抱えていたっぽいけど死のうとしていた理由はそれ(だけ)なのか、そもそもほんとに死のうとしていたのか、などなど田中マサオの事情・心中はぼんやりとしたままで「蟹釜先生が借金を肩代わりしてくれた」ことで田中マサオ側の問題をサクっと解決させちゃう強引さがすごいな。マサオ自身が呟いてたけど「金が全て」すぎるんだろw。

自分が入ってる「オジサン」の正体が判明し、家族の事情も理解したので身体を借りてるお礼として金銭面は全て面倒を見るという蟹釜先生の男気(と言いたい)が、借金問題解消とともに妻子に夫であり父である田中マサオへの想いを再確認させることとなり、その結果として田中マサオの魂を起こしてしまったのだとしたら皮肉だよなぁ。

まあだからこそモモチの蟹釜先生への、巴さんへのまっすぐな愛が胸を打つんだけど。

・・・そうなの。わたし胸を打たれてしまったの・・・・・・。
「顔がヘン」と言う郷田さんに事情を話し、励ましの言葉とともに背中を押してもらって蟹釜先生のところに走りだそうとしてこけて、立ち上がって走って、そして「愛してます」と告白してこんどはちゃんとキスをするモモチを見て泣きそうになってしまったのですよ・・・・・・。開始当初は狙いがミエミエすぎて萎えるわーとか言ってたはずなのに、井浦新松坂桃李のキスを見ながら切なすぎて涙目になってるとか穴があったら入りたい気分ですわ・・・・・・。

つーか郷田さんマジでナニモンだよ!?どんな人生送ってきたらあんな人格者になるんだよ!?やっぱ三回か!?週三回だからなのかっ!??。

今回いちばんすきなシーンは田中マサオからどうやって蟹釜ジョーに戻すか会議でモモチにフルーツパフェを「食せ」といいつつ自分も食べようとした瞬間器に手があたってしまってコテンと横倒しにしてしまって「あっ・・・」となる高見沢さんです。岡田将生同様三浦翔平も自分の進むべき道を見つけつつある感。


唯月巴であり蟹釜ジョーが田中マサオに身体を明け渡すことはほぼほぼ確実として、どんな最終回になるんだろう。
ママとのお別れもできてないし、セイカも完結してないし、モモチのモノローグ通りこれ以降蟹釜先生が現れることはないってことはさすがにないと思うけど、結婚パーティらしきことをしてる予告の通りだとも思えん。
でもまあどんな最終回になるにせよ、今の松坂桃李にはどんな話になっても大丈夫(とーりならば大丈夫)だというガッチガチの信頼感があるので楽しみでしかないです!。