『コントが始まる』第9話

これ別に悪口とかじゃないんだけど、感想として書き残しておきたいと思うことがなにもないや。

終わりのときに向けて各人が心の準備を淡々としていくなかで春斗だけが「その先」を見つけることができず、それでも時間は過ぎていき、中浜さんが働くファミレスでの時間もついに「最後」となりました・・・

という、ただその時間の流れを見ている(見せられている)だけなので、それに対して何も思うことがないんだよ。

でもつまらないというわけではないの。彼ら彼女らの心の動き、それらが交差する様は見ごたえというとちょっと違うんだけど、もう見なくていいやとはならないだけの引力はあるんですよ。

そのなかで今回で言えば「解散は失敗なのか」「自分たちは負けたのか」と自問自答しあう春斗と瞬太は言ってることはともかくその“時間”そのものはよかったし、2人がそんな話をしている一方で潤平は恋人の父親に結婚の挨拶(の前段階だけど)をしてるという落差も構図として面白くはあったし(というか、真壁先生の息子がそんなことを言った(マクベスに聞いた)ことが地味にショックなんだけど。この年頃だとそういう考え方をするにあたり、そこには親の影響があるのではないかと子供がいないわたしは思ってしまうので。あと「敗者」と「歯医者」を掛けたかったのはわかるけど、バーベキューやるからと教え子呼んどいてその途中で子供を歯医者に連れて行くから中断するってのも行動として不自然すぎるでしょ。前もってこの日にバーベキューしようと約束してたけど前日に子供が歯痛を訴えたとかならわかるけど、子供が歯医者に行く日にバーベキューしようとする親ってどうなん?って話じゃない?)、見所もちょいちょいあるんですよ。
でもそれが「面白い」とはならない。
この作品のメインターゲットはマクベスと同世代だろうから青春時代なんざとうの昔に過ぎ去ったわたしはハナからターゲットにされてないことを差し引いても、ドラマとして面白いとは思わない。
でもあたりまえに次回の最終回も見るわけで、ここまで見続けてしまったわけで、なにやってんだろうなわたしは・・・という気持ちで最終回を迎えます。